【iPS細胞】とは?使用例とES細胞との違いは?課題も多い?【簡単説明】

皆さんこんにちは、Miami3です!

皆さんも1度くらいは考えたことがあるはずです

「もし永遠に若いままでいられたなら・・・・・」

「絶対に怪我で死なないor怪我でも病気でも確実に治すことが出来れば・・・」

それ、可能ですよ!っていうのが今回の記事テーマ「丸わかり!! 【iPS細胞】ってなに?実用化は?出来ることは?全部答えます!」です

*NBAの用語解説はこちら

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記事の要約

  1. iPS細胞はどんな内臓や筋肉にでもなれる万能細胞(いわば高校生)
  2. iPS細胞の材料は普通の皮膚などの細胞(入手簡単!)
  3. 一方ES細胞は材料が胚(赤ちゃんの素)
  4. 国内では臨床試験がもう開始(今のところ成功中)
  5. 創薬への応用も期待できる!

iPS細胞って何??

iPS細胞ってそもそも何なのか知っていますか?

Appleの新製品?もちろん違いますよ(笑)

iPS細胞とは「induced pluripotent stem cell」の頭文字をとったのものです。え、意味?全然わかりませんよ(笑)

というのは冗談で、あえて日本語で表すとしたら「人口多能性幹細胞」といいます!何?もっと分からなくなったって??

じゃ一言で言います。「不思議細胞」のことです!

とおふざけはここまでにしてこのサイトだけでiPS細胞が何なのか徹底的にかみ砕いて説明していきたいと思います!

体細胞(普通の細胞)

人間の体はすべて細胞からできています。恐らくこのことは皆さん中学校の頃に既に勉強したことがあると思います

で、この細胞が集まって色んな体のパーツが出来るわけです。例えば皮膚は皮膚の細胞が集まることで出来ます。内臓も、筋肉も同様です

この細胞が集まって出来上がっているおかげで人間は生きていけるわけですね!

ところが逆に言えば体細胞(普通の細胞)は永遠に体細胞でしかありません

体細胞にはいくつも種類があります。例えば、皮膚の細胞、筋肉の細胞、臓器を作る細胞・・・・無数に種類がありますがどれもその細胞としての役割しか果たせないのです

つまり皮膚細胞は垢になって剥がれ落ちるまで永遠に皮膚の細胞で筋肉になったり臓器になったりは出来ません!例えるなら終身雇用のようなもの、一生その会社に勤めて引退するだけです

*イメージ画像

ここでのワードは「体細胞=終身雇用」の社員と覚えてください!

幹細胞とは

一方で幹細胞というものがあります

幹細胞とは役割が決まりきった「体細胞」になる前の細胞のことを言います

例えるならば「高校生」、将来は何にでもなれる存在です!(ちなみに幹細胞から体細胞になることを「分化」と言います)

*イメージ画像

何にでもなれることからそれを培養(人工的に増やすこと)すれば内臓や筋肉なんかも作れてしまうというわけです

幹細胞には通常以下の3種類が存在します

  • iPS細胞
  • ES細胞
  • 成体幹細胞

上の2つは後で説明することにして「成体幹細胞」というのは補充要員として役割を果たす細胞です

補充要員というのは怪我などをして細胞が損傷した場合の再生要員としてある程度は分化できる能力を持った細胞という意味です

上の2つはなんにでもなれますが、成体幹細胞はなれる(分化できる)範囲がある程度決まって来るいわば「大学生」のような存在でしょうか?

*参考ページはこちら

iPS細胞とES細胞の違い(メリットとデメリットも!)

さてここからいよいよiPS細胞とES細胞の違いについてまとめていこうと思います!

*参考ページはこちら

まずはiPS細胞から!

iPS細胞

iPS細胞は「体細胞に多能性誘導因子を導入して培養した幹細胞」のことです

これだけではいまいち意味が分からないという方もいると思います。簡単に言えば皮膚の細胞にあるエッセンス(多能性誘導因子)を加えることで若返らせた細胞という話です

上で高校生の話をしましたがおっさんを高校生に戻したら今までとは違う選択を出来るようになりますよね??

それを可能にしたのがiPS細胞という話です

この細胞の凄いところは元が【皮膚細胞】からでも作れる点です。皮膚の細胞なら採取することが非常に簡単ですので実用性がバカ高いです

そして作り上げたiPS細胞をもう1度分化させれば新たに臓器を再生することさえ可能です

で、この若返らせることを専門用語でリプロミングといいます。このリプロミングに必要な4つの遺伝子を山中ファクターと言います

山中ファクターとはiPS細胞を初めて生成に成功した京都大学教授の「山中伸弥」から取られています。細胞名に自分の名前が使われるなんて研究者としては最高級の名誉でしょう!

ちなみにiPS細胞の名前で意図的に「i」を小文字にしているのはApple製品のiPhoneなどと合わせることで世界中に普及してほしいという願いが込められているみたいです(どうだ、見事な伏線回収だろ?)

ES細胞

似たような効果を持つ幹細胞として「ES細胞」があります

こちらもどんな臓器にでも分化できる細胞ではあるので基本的にiPS細胞と【出来る内容】は変わりません。しかし材料に問題があるのです

iPS細胞の材料は血液や皮膚でなので比較的採取が簡単です。その一方ES細胞は胚盤胞から作り出されます

胚盤胞とは一言で言うと胎児(赤ちゃん)になる可能性がある細胞のことです

もちろん受精しているわけではないのですが皮膚と胎児ですからどちらが心理的ハードルが低いかは分かりますよね??

こんな理由からiPS細胞非常注目されているわけです

iPS細胞実用化へ向けて、問題点は?

どれだけ優れた技術や産物でも実際に応用が出来なければ価値がありません。そこでそれが実際ものになるかどうかを確かめるために臨床試験が必要になります

それでは国内ではどのような臨床試験が実施されているのでしょうか?

こちらは日経新聞のiPS細胞に関する記事です(2019年4月18日付け)

この記事で取材された手術は眼病(加齢黄斑変性)の治療に必要な網膜を移植する手術においてその網膜をiPS細胞を用いて術後の経過を観察すると異常が見られなかったという内容です!

加齢黄斑変性とは網膜の一部である黄斑が歪んでキチンと目が見えなくなる病気

この成功は非常重要成功第一歩だと思います!!

ただしまだまだ完璧な状況ではなくて、iPS細胞の作製にはまだ1億円ほどかかるので一般人の治療としては現実的じゃない感がひしひしです・・・・

さらに今後は心臓病や脊髄(首の神経)の損傷などへも応用で来たらベストです。しかし、心臓病治療にはiPS細胞が大量に必要になります。ところが、あまりにも大量過ぎてがん細胞が混ざっても分離できないという技術的問題もあるのです

実際にもう既にそれらの実証治験は始まっています。(外部リンク

同時に1億円もかかってしまうiPS細胞の作製ですがこれは自分の細胞を使用した場合。他人の細胞を使用すれば数百万円までコストダウンした上に培養の期間も大幅に短縮できるようです

ただし当然リスクが付きまといます。それは他人の細胞から作り出したため拒絶反応を引き起こす可能性が高いことです

ガン化のリスクと拒絶反応の問題を解決することがこれから最大の課題となって来るでしょう

iPS細胞の創薬応用!

iPS細胞を使用することのメリットとして意外に忘れがちなのは創薬実験が出来ることです

薬を作り出すのには実験をする必要がありますが、実験体を用意するのに意外にもかなりコストがかかります

更に患者数が少ないような病気だと薬を創っても採算が取れないので製薬会社が創るのを避ける傾向があります

しかしこれを患者の細胞を培養したiPS細胞を利用することが出来たら・・・・・・

なんか映画の題材に使えそうですね。主演はミラ・ジョボビッチでお願いします(デジャブ)

病気の原因となる細胞を作り出してそれに対して様々な薬を投与することが可能になればより効果的な薬を見つけ出すor作り出すことが可能になりますよね??

実際上の記事内でも取り上げられていますが京大や慶大では「*進行性骨化性繊維異形形成症」という病気の治療にiPS細胞が利用されています

*筋肉の中になぜか骨が出来る病気

その他にもALSなどの難病の治療に役立っています

iPS細胞で出来ること(したいこと)

やっぱり何でも治せるんだったら是非治してもらいたいものがありますよね??

永久歯

虫歯で一部削ったりしたんでいっそ全部新品にしてほしいところです

以前聞いた話なのですが、年を取ってから認知症になりやすいかどうかって残っている歯の本数で決まるらしいです

なんでも歯が残っていることで噛み合わせがうまくいって脳がしっかり活性化されるみたいな話でした

かなり視力が悪くて眼鏡がコンタクトが必須な管理人です。ということで目の治療の際には是非iPS細胞を活用したい

近視の場合毛様体筋という目の上と下について筋肉が弱ってきてピントが合わなくなっているのでそこさえしっかり治せれば近視は治る!はず・・・・・

*参考画像

ていうか今気づいたんだが治したいところが顔面に偏っているっていう、え、俺ただぶさ○くなだけじゃ・・・・・・・・笑

まとめ

いかがったでしょうか??

個人的にはiPS細胞には滅茶苦茶期待していて50歳くらいになったら全身iPS細胞で取り換えたいくらいです(笑)

そしたらその時の名前はiPSist(アイピーエシスト)とかになるんかなぁ?(語彙力)

それと同時にAIとiPS細胞の全盛期がぶつかったら医者という職業はおしまいなんじゃないかという話ですね・・・・・・・

だって正確にやることに関してはAIの方が優秀そうだし最悪全部失敗したらiPS細胞で前とっかえで(笑)

しかし本当に夢が膨らむ夢じゃない話が今現実で実現していると考えるとワクワクします!

何かご指摘などありましたらコメント欄でお待ちしています!

それではみなさん、また~

最後まで読んでいただきありがとうございます

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