皆さんこんにちは、Miami3です
最近ではありとあらゆる技術が急速に発達していることを肌感覚で感じるようになってきた管理人ですが、本当にガジェット系の新商品が素晴らしいですよね??
例えば10月にサムスンから発売された「ギャラクシーフォールド」はスマートフォンの携帯性とタブレットの大画面を融合させる為に折りたたむという発想が面白い(笑)
まぁ確かに紙の本なんてその典型ですけど、どうしても画面を折りたたむとなると強度の問題や折り目が真ん中に入ることで視認性、ようするに見た目が悪くなるんじゃないかという心配があります
ところがそこらへんをあっさりと飛び越えて実現してしまうあたりがサムスンの技術力の高さなのでしょう!
*ユーチューブ上の使用レビューの動画です↓
で、今回の話題ですが最近日本の医学界、特に再生医療業界も頑張ってくれています!
2019年8月30日付けの日経新聞の記事(リンク)で、世界初のiPS細胞を利用した角膜の再生手術が成功しました!!めでたい!
そこで今回は、iPS細胞の今後の利用と問題点などを広く含めて紹介していこうと思います!
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ページコンテンツ
角膜移植の概要
そもそも角膜とは何かというと「黒目」です。主な役割として電気や太陽の光を眼球の内側へと届ける際の関門の役目を果たします。つまりゴミなどが入り込まないようにガードする役目を果たすのです
ところがこの角膜は非常に重要な役割を担っているのにとても傷つきやすいという特徴があります。身近な例で行くとコンタクトやつけまつげの使い方が不適切だと簡単に炎症を起こして傷んでしまいます、、、、
さらにそこから細菌が感染したり頻繁に角膜炎を起こすと最悪の場合失明へと至る可能性大です!
今回の患者も両目がほぼ失明状態で、「備蓄していたiPS細胞」からシート状の角膜を培養して移植に成功したようです
これまでは他人の角膜を移植する角膜出術が一般的でしたが、これは提供者不足で随分調達に苦労していたようです
しかし今回の臨床試験が成功へと実を結べば、これからは調達先の面で新たなルートを開くことが出来そうなので非常に明るいニュースです!
値段面での課題
ただし課題もあるようで、やはり費用面が大変です・・・・
現在は1回の手術につき1000万円程度かかるらしいです。日本人の平均年収が400万円程度なので、その2.5倍にも及びます
もちろん今後の実用化へ向けて200~300万円程度まで抑えたいみたいですけど、それでもまだ高いですよね・・・?
今までは基本的に自分の細胞由来のiPS細胞を作成していたのですが、今後は他人の細胞由来のiPS細胞を作り、備蓄することで貯蔵量を増やし、単価を下げることで対応する狙いだそうです!
その他には心臓の細胞を培養する場合などは細胞の総数が莫大なものになるのでガン化する可能性が高いという問題をもあります
詳しくは下の記事をごらんください
再生医療本格化の時代へと突入!!
今回の手術が成功したのを皮切りに今後ますます再生医療分野の幅広い発展が見込まれ、「再生医療本格化の時代」が始まることが予想されます!
そこで現在具体的にどの部位でどのような研究が行われているのか、実例を挙げてみたいと思います!(参考記事)
- 毛髪(毛根細胞の培養と移植)
- 角膜
- 網膜
- 脳
- 脊髄
- 肺
- 皮膚(重症熱傷治療)
- 肝臓
- 腎臓
- すい臓
- 軟骨
- 心臓(心不全等)
どうですか皆さん?取りあえず病気や加齢によって衰えそうなところはほとんどカバーされているんじゃないでしょうか?
もしかしたら将来こんなことが日常生活で起こるかも・・・・・(笑)?
都内在住A男さん(60)の現在までの病歴、回復歴(妄想です)
- 幼いころから体が弱いAさんは心臓と腎臓に重度の障害を抱えていた
- そこで小学校入学のタイミングでiPS細胞で培養した臓器を移植する手術を決心、そして無事成功
- そこからはスポーツ大好きで活発な少年に育ち、高校の頃にサッカー部に所属する
- サッカー部の試合後の打ち上げでBBQをやった際、友達とじゃれていてコンロに激突左腕の広範囲に火傷を負う
- これではあまりにも見栄えが悪いので、再び培養した自分の皮膚を移植。傷跡も残らず予後は良好
- 社会人になって結婚したAさんの悩みは40歳くらいから禿げ始めたこと。子供もいてカッコ悪い姿は見せたくないので毛根移植手術を決心。見事に若いころの黒々とした髪の毛を取り戻す(笑)
- 60歳になった今、関節の軟骨がすり減り上下運動だけで痛みが走る。軟骨の移植手術も現在検討中
これは100%管理人が適当に考えたある男性を想定した病歴ですが、将来これくらいの手軽さと価格設定でiPS細胞を使って治療できるようになるかも、と考えるだけでワクワクしますね!?
将来は38兆円市場!?勝者は誰になるのか・・・・?
経済産業者の試算によるとこの再生医療分野の2050年の市場規模は38兆円にも及ぶと試算されています!!
この数値がいかに大きいか体感的に分かりづらいと思うので、ちょっとした数字を紹介します
日本で一番金回りがいい自治体は「東京都」です。そして東京都の平成31年の税収がおよそ5兆5千億円です(ソース)
ということはですよ、単純計算で約7倍の規模ということになります
これだけ途方もない巨大市場を世界中が放っておくはずがありません。実際日本企業でたくさんの企業がこの市場に目を向けています
有名所でいうと、ニコン、京セラ、武田製薬、そして富士フィルムが非常に熱心にこの分野に投資しています
特に一時期低迷していた富士フイルムは見事に多角化に成功しており「ヘルスケア&マテリアルソリューション部門」は2017年時点では赤字だったのですが、2018年には976億円の利益を上げることに成功しました!(ソース)
バイオ3Dプリンター
この単語を見たときに「ああ、マジで神の領域に近づいているな・・・」ってちょっと震撼しました
3Dプリンターは最近非常によく聞きますが、それらの材料はプラスチックであったり金属であったりとにかく生物を作るようなものではないです
ただし「バイオ」3Dプリンターは材料が細胞であり、細胞を使うことで人工組織や臓器を作ることが可能となります
まるで0から(正確には違うけど)人間を創造するかのような新技術は神の御業に等しいですよね・・・・・
現在の利用方法
しかしSF映画のような急展開は当然なくて、現在の主な想定されている利用方法は基本的に新薬の検証の効率化みたいです
例えば人工組織を作ることで実際に作った薬が「どの程度効果があるのか?」「安全で副作用が無いのか?」などを検証するにあたって効率的に細胞や組織を作って治験することが出来ます
新薬の治験には1000億円ほどかかること言われていて、動物実験→人間実験というのが一般的な流れですが、動物で確かめたとしても人間実験が成功するとは限りません
しかしいきなり人体で、それもノーリスクで実験が出来れば動物実験というフェーズを飛ばしていきなり人間での実験を出来るので途中でやめる場合にも大金を投じる必要性が低くなります
人工血管&心臓量産化へ?!
人工血管
皆さんは透析というものを知っていますか?
透析とは腎臓に病気を抱える患者が専用の医療器具を使用して体内の毒素をろ過することで、これをしなければかなり短時間で患者は死に至ります(外部リンク)
そこで透析装置を使うのですが、肉体と装置を繋ぐために血管の代わりになる者が必要です。今まではシャントと言われる管を使用していたのですが、詰まって不具合を起こす場合がありました
そこで、そもそも血管そのものを使えばそう言ったトラブルも解消されていくのではないかという発想です
というか本気を出したら今後「そもそも腎臓を作って移植したらどーなの?」っていうことにもなりそうです
人工心臓
上の内容が盛大な前振りになりましたが、実際のところ既にイスラエルでは人工の心臓の作成に成功しました!(詳しい内容へのリンク)
人口の心臓は大きさが小動物のもの程度ですが、心室や心房、その上血管までしっかりと備えている完成度の高い逸品なようです(料理の紹介みたい(笑))
こうなるとあとは大きさの問題ですので、10年以内には実用化のめどが立つのではないでしょうか?
また日本研究機関の研究では豚の受精卵に人間のiPS細胞を混ぜ込むことで「人の臓器を持った子ブタ」を誕生させるという実験まで進めています
生まれてきた豚からその臓器を取り出すことで人間に移植するという仕組みですが、これなら他人の細胞からではなく自分の細胞由来の再生臓器を使用できるというメリットがあります
しかしそうなると数々の”倫理”の問題が出てくるのは確実です
例えば、他人の細胞から作った臓器が肉体に移植させれた場合、「一体自分とは何なのか?」「そこまでして自分の生命を保つ意味とは何か?」「豚を使って臓器を取り出すのは人間のエゴが過ぎるのではないか?」など多くの疑問と嫌悪感をもつ人が増えることが予想されます
ここに対して自分たち、宗教などがどのような答えを出すのかも注目されるところでしょう!
まとめ
いかがだったでしょうか??
まじのまじで全身入れ替えられる時代がすぐそこまでやってきています!
それも昔のSF映画や漫画で見たようないかにもメカニックな金属のアームや車輪の足をつけて生活するわけでなく、生身の肉体で、なんなら自分由来の細胞で肉体ですからね
これからの時代の医療、そして医者の役割も大幅に変わることになるでしょう
外科医の技術が常に求められることは変わらないでしょうが、世界的な名医といわれれる優秀な人材が遠隔操作によるAR技術を導入した手術で、その場にいなくても患者の命を救えるようになるでしょう!
そうなるとやっぱりどんな法律を用いて規制と利便性を確保するのか、そして倫理的な面でどのような補強をしていくのかが問われると思いますし、それがこれからの我々が考えるべき課題だと思います
それではみなさん、また~