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皆さんこんにちは、Miami3です
今回はわたしが2018年で一番はまって、発売を楽しみしていた漫画、「ゴールデンカムイ」についての紹介をさせていただきます
この記事を読み終わった後少しでも手に取ってみたいなと思ってくれる方が増えたら大変うれしいです
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記事の要約
- 3つの作品おすすめ理由
- 1つ目:ゴールデンカムイというアイヌ要素を取り入れたネーミング(カムイはアイヌ語)
- 2つ目:時代と舞台設定の秀逸さ(日本史の傍流にフォーカスした設定)
- 3つ目:BLネタをふんだんに取り入れたシュールギャクの数々
ページコンテンツ
作品紹介
時代背景と舞台設定
ゴールデンカムイの時代背景は明治時代、日露戦争の真っただ中から始まります
日露戦争で一兵卒として従軍した杉元佐一の戦闘シーンから物語はスタートです。杉元は戦場でとにかくロシア兵を殺しまくり、自分は銃弾撃たれようが剣で刺されようが決して死なず、味方から「不死身の杉元」と畏敬の念を持って呼ばれていました
そんな杉元が戦争終了後北海道の山奥の渓流で砂金を取っている場面から物語は急発進します
ゴールデンカムイの舞台は基本的に明治期の北海道のみです
用語として中央(東京)や杉元の故郷(静岡)の回想シーンがちょこちょこ出てきますが基本は北海道中を巡る旅です
主な地名として札幌、網走、小樽、十勝、旭川などが出てきます
登場人物(1巻1話)
1:杉元佐一
日露戦争に従軍して「不死身の杉元」と恐れられた元日本兵。体中いたるところに傷があるうえに、銃で撃たれようが剣で刺されようがクマに襲われようが絶対に死なないという中二感満載の特殊能力を持っている
梅ちゃんの治療費を稼ぐために奮闘中、道中のパートナーとしてアシリパと協力する
主人公なのに基本ギャグ要員
アシリパ(本当はリが小さいリ)
アイヌの血を引く少女、背は低いが弓の名手で遠距離の戦闘能力はかなり高い
生まれついての狩人の気質を持ち、和人(本州出身の人間)とは死生観や常識が異なる
綺麗な顔しておいて動物のう○こ好き(これマジ)
それと大きな狼を使いこなす
作品のあらすじ
砂金を取る理由
そんな中で戦争の英雄が1人ホームレスのおっさん相手にグダグダ喋りながらも懸命に砂金を取るために奮闘する理由、
それが金のため、そしてひいては重病を患った幼馴染の治療資金のためなのです。
その幼馴染という女性がこちら「梅ちゃん」といわれる美人さんです
彼女は杉元と幼馴染であると同時にまた幼馴染である寅次と結婚して子供をもうけます
杉元と寅次は出征しますが、戦場で寅次は死んでしまうのです・・・
残された梅ちゃんも、病気で日に日に視力が弱まり、最後には失明するとまで言われていました
杉元は死んだ幼馴染とかつて好きだった幼馴染のために全力で治療資金を得るため砂金ほりに命を賭けるのでした
アイヌの金塊事件
ところが上で出てきたホームレスおっさんからとんでもない話を聞くことになる杉元
どうやらこの北海道の地では昔から砂金が取れたらしく、後から北海道に進入して同化政策を推し進めた日本政府に反感を抱いたアイヌたちが密かにその金を軍資金として蓄えていたらしいということ
その額何と8億円相当!!
で、その金を独り占めにしようとして男が持っていたアイヌを皆殺しにして全部分捕りました
しかし、当然殺人罪なので男は警察に追われてその金を北海道のどこかに隠して警察に捕まり
日本一警備が厳重だと言われる網走刑務所にぶち込まれる
男としては外の仲間と連絡を取りたいと考えるが、当然警察たちもその情報を知っていて金塊の情報を常に狙っている
そこで男が取った方法が何とも巧妙かつ大胆なもの
なんと同房になった囚人たち全員に埋蔵金のありかを記した暗号の入れ墨を彫りこう提案する
「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世のすべてをそこに置いてきた!」
冗談です(笑)「ここから脱獄したら、成功した奴に金塊の半分を渡す」とインセンティブ(メリット)をちらつかせて脱獄を教唆したのです!
その結果ある事件をきっかけに数十人が集団脱走、見事に男の目的は達成されたわけです
この話を終えた後に急に男の雰囲気が変わります
「しゃべりすぎた」と一言だけ言うと銃で杉元を撃ち殺そうとします
そう、このおっさんこそが脱走中の囚人の1人だったわけです
ところがやはり「不死身の杉元」、銃で脅されても意にも介さないどころか、逆に相手を威圧してあっさり銃を奪い逆襲するのです
そして逃げた囚人を追うと信じられない光景を目にします
土の中に泥饅頭のように埋められた囚人の死体とその死体に刻まれた件の入れ墨
このことで杉元は確信するわけです「さっきの話は本当だ」と
アイヌ少女との出会い
ここで更なるハプニングが杉元を襲います
先ほどの囚人の土饅頭がクマの食べ残しを保存する方法であることに気が付いた杉元はすぐさまその場を離れようとします
ところが運悪くそこにヒグマが戻ってきました
ヒグマというのは性質上自分の食べ物に非常に固執するという厄介な習性を持っています
実際の事件で北海道では三毛別ヒグマ事件という有名な事件が起きています
ヒグマは杉元を餌を奪う敵だと完全に認定しました
ヒグマの連続攻撃を受けて窮地に立たされる杉元、そんな彼を1本の弓矢が救います
この少女こそがアシリパです
更にアイヌの知恵で弓矢にはトリカブトの強力な毒が塗られており、ヒグマはすぐに息絶えます
しかし、アイヌ少女アシリパの分析によるとこの土饅頭を作ったヒグマは今殺したヒグマではなく、別にいるらしいのです
ここで杉元は何が何でも死体を捨てていきたくないので真実をすべて打ち明けます
自分に金が必要なこと、この男が誰なのか、入れ墨が何を意味するのかなど全部です
するとアシリパがこういいます
正に急展開、物語にここら辺からグイグイ引き込まれますね!
こうして2人の共闘が始まるわけです
ゴールデンカムイを読むべき3つの理由
<1>何といっても題名
わたしは本だろうが漫画だろうが一番買う時に気にしてみているのが「題名」です
センスのいい題名、自分にピタッと来る題名っていうのが言葉で説明するのは難しくてもありまして、ゴールデンカムイの場合はこの題名が一番自分にとって好きな要素となりました
ゴールデンは勿論金塊を意味していますがそれではカムイっていうのは何でしょう
初め見たとき自分はこれを思いつきました
これは漫画「ナルト」のキャラの1人である「カカシ」の技の名前ですが、ゴールデンカムイの場合はアイヌの言葉が由来になっています
アイヌの言葉でカムイとは神様を意味しており、作中では色々な神様が出てきます
そこで「金の神様」=ゴールデンカムイを追い求める旅というのがこの漫画のコンセプト、そして独自のアイヌ色を表すのにぴったりだと感じた訳です
<2>舞台設定の秀逸さ
ゴールデンカムイは明治期の北海道という舞台及び時代設定ですがここと、この時期を選んだことがゴールデンカムイの素晴らしさだと思います
ゴールデンカムイはアイヌという日本では、ある種扱いづらい話題を扱っているのにも関わらず、ここまでダイナミックな作品に仕上げていきました。これは素直に素晴らしい
あとちょっと歴史オタク的側面からいわせてもらえば、明治時代は中央集権が進んだ時代であんまり地方のことについての歴史が出てきません
政治も経済も基本東京、京都、大阪のどれかが舞台になっています
そこを上手く調べあげて作品内で舞台として設定して拾い上げたその目の付け所が羨ましいですね
<3>ふんだんに取り入れられるホモネタ?が面白けど揶揄的じゃない
本作では兵士が主人公ということもあって度々BL的なネタが取り上げられています(ただの作者の好みである可能性もあり(笑))
でもそれが所謂同性愛者を揶揄するようなネタではなく、ライトに笑える感じで扱っているのが非常に面白いし、見ていて不快にはなりませんでした
よって、作品自体は重いテーマや絵が多いのに時折入るギャグパートで和ませてくれます
いかがでしたでしょうか?皆さんがこれでゴールデンカムイに興味を持って手に取っていただけたら幸いです
それでは、また~
最後まで読んでいただきありがとうございます
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