皆さんこんにちは、Miami3です
前回のプロローグでお約束した通り一話学「ワンピース」編を進めていこうと思います
ちなみに一話学のルールや細かい説明などはこちらをご覧ください!
それでは早速ワンピースの一話学を開始します!!
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題名
漫画の題名はその漫画自体を表すため非常に大事なことは間違いありません
そして、「題名にカタカナが含まれている」ことが売れる漫画の条件の1つなのではないかと思います
実際こちらのサイトをご覧ください(外部サイト)
売り上げ1億部を超える12の漫画のうち10の漫画にカタカナが含まれているのが分かります
そして勿論「ワンピース」は含まれていますね!
世界観
世界観が漫画そのものを作り出していますが、個人的な好みとして1話目の一番最初でこの漫画が一体何を描いている漫画なのか一言で分かることが重要な要素だと考えています
ワンピースの場合これがすごく忠実にまとめられていると思います
「世は大海賊時代を迎える―――――」
大海賊時代、そのフレーズだけでワクワクしたのは自分だけか??いやいやそんなことは勿論ないでしょう?!
具体的な場所
ワンピース内では特に作中の設定などは語っていません。勿論この話以降ではグランドラインなどの固有名詞が登場するし、特殊な海流や空島なども登場します
しかし1話目では特別そういった言及がありません。ただ見た感じ1話目自体は完全な架空設定でしょう
科学技術
移動手段
例えばこのシーンを見てみると海賊船の型は「帆船」ですね
帆船ということは風を動力に使っています。現代の船は当然動力源がガソリン(石油)を使用しています。また一部の船では原子力エネルギーを使用しています
とうぜん技術レベルとしては原子力>ガソリン>風ということになります
初めて風ではない動力源、蒸気機関が使用されたのは18世紀の話なので、それより前の技術力、少なくとも300年前ほどの技術レベルということになりますね
通信手段
通信手段に関しては1話目の時点では一切言及がありません
しかし、話数を重ねていくと電伝虫という特殊な生物が登場して一手に通信系の手段を担うことになります
*参考画像
日常風景
1話目1ページの時点でこの漫画は海賊を主人公にした漫画であるということが分かります。実際下のページのように海賊が普通に酒場で飲み食いしているところを見ると海賊という存在そのものが一般人にとって珍しくないということですね
その一方で酒場内でいきなり喧嘩を仕掛けてきた山賊がいて、その首に賞金が懸けられているのを見ると決して治安が良くないことも示唆されています
さらにルフィの命に危険が迫っているにも関わらず、一切治安維持部隊がやってこないところをみると、行政面でも不備が多いという事実が浮かび上がりますね
実際こういう細かい点からも、天竜人と王族による歪な支配で民衆が主役となった政治が行き届いていないことがもしかしたら1話目の時点で示唆されていたのかも・・・・・・・知らんけど
あと海王類が出てきてもその存在自体をあり得ないものとはしていないのも漫画内設定の1つですね
特殊な能力を受け入れる土壌
ワンピース内で特殊な能力と言えば1話目の時点で既に登場している悪魔の実の能力者です
悪魔の実によって発動するのは以下の能力です
- 実を食すことによる固有の能力
- 実を食したことで体構造的に泳げなくなる能力(?)
ちなみにこの時点では悪魔の実の能力を便宜的にも一切分類していません。ただ「ゴムゴムの実」という名前だけが登場します
一方このシャンクスの台詞からも分かる通り悪魔の実は「海の秘宝」と呼ばれていてかなり珍しいものであることが分かります
また山賊が新種だと騒いで売り飛ばそうとしていることからも悪魔の実を目にした人間が極端に少なく、それを一般的なものとして受け入れる土壌がないことが分かります
さて、ここからはキャラクター設定です
キャラ設定
メインキャラ
本作のメインキャラはルフィです。ルフィの簡単なキャラ設定はこちら
- 年齢:6~7歳
- 性別:男
- 性格:典型的な子供、頑固で一途
- 役割:特に無し(敢えていうなら子供)
- 特殊能力:ゴムゴムの実
性格
- 典型的な子供
ルフィというと子供、というのはわたしのイメージです。それで一時期嫌いになりかけてました(笑)
*詳しくはこちらの記事をご覧ください!
しかし1話目では名実ともに子供なのです。作中でほんっと、典型的だなぁ~と思うところがいくつかあるのでそこを紹介します!
子どもと言えばヒーローを求めるもの、そしてそのヒーローに自分を重ねることで空想に世界に浸るものです(心理学的には同一化に近いものがあります)
そして同時にそのヒーローに対する憧れが消えることで大人になるんですよね。ルフィもシャンクスの対応を責めることで一瞬自分のヒーローを失いかけています
ルフィの憬れは「海賊」、身近にいる海賊はシャンクス。よってシャンクスに純粋に憧れる。これがワンピースの一番基本的な人間関係であり原点です
- 頑固で一途
ルフィの性格と言えば頑固で一途、物語を読み進めていけばそれは自然に分かるものですが、第1話からしっかりそれが表れているシーンがあります
まずは海賊になりたい子供ルフィがシャンクスに船に乗せるように迫るシーン
絶対に海賊になることを認めさせたいルフィが取った手段が頬を切りつけること
山賊との戦いの際には踏みつけられて殺されかけても絶対に自分の主張を曲げません!
そして極めつけは1話の最後にルフィが海へとボートで出発するシーン。10年間経ったにもかかわらず彼の将来の夢は1ミリもぶれることがありませんね!!
- 特殊能力
もちろん悪魔の実を食べたことで手に入れたゴムゴムの実の能力です
基本的には肉体にゴムの特性が宿ることで肉体がゴムのように変化します
その性質の副産物として打撃や圧力に対して極端に強い耐性を有し、殴られたり踏まれたりといった物理的攻撃が利きません
また1話目ではまだ明らかになっていませんが銃弾も伸びることではじき返してしまいます
また悪魔の実の能力者全員に共通していえることは海(水が溜まっている場所)に入ると体が完全に動かなくなるという厄介な副作用も発生します
サブキャラ
第1話目で登場するサブキャラは「シャンクス」です
- 年齢:30歳程度
- 性別:男
- 性格:親戚のおじさんタイプ
- 役割:海賊団船長
- 特殊能力:不明
物語はここから何百話と続きますがいわばその底流には常にこの2人の関係性が繋がり続けています
作者としてはここまでシャンクスが成長する予定があったのかも気になる所です!
性格
- 身近な大人(ヒーロー)
ルフィにとっても身近な大人であり同時にヒーローと呼べる存在でもありました
海賊団の船長でありながら粗暴な感じは一切ありません。まるでルフィの兄貴かおじさんのようなだと言い表すのが一番適切でしょう
彼がルフィの海賊観を形成したと言っても過言でありません。常に自由でありながら仲間に慕われて、仲間を絶対に見捨てない。そして敵に対する容赦なさ、海賊としての厳しさも総て彼譲りです
- 頼れる兄貴
ルフィに海賊になることを絶対に勧めない辺りも現実をよく知り自分の親戚の子に言い聞かせるあんちゃんっぽい雰囲気もありますよね?
その一方で仲間としては認めているので絶対に窮地には助けにやってきます
仲間の為に命を張るという行為は腕一本犠牲にしたところから、はっきり行動で示していますよね!!
このシーンは後に最強の4人の海賊である四皇の1人に数えられるシャンクスが海王類の一撃程度で片腕を失うなんておかしいとか散々言われていますが正直どうでもいいっていうのがわたしの感想です
このシーンが無ければ上で書いた総てが崩壊する、ワンピース自体の価値が根底から崩れる、それくらい重要なシーンなので必要なのは間違いないです
なぜ簡単に腕を失ったかということは後付けの理由でどうにでもなりますしね
上で一瞬ルフィはヒーローを失いかけたと書きましたが、この行動があったからこそシャンクスは永遠のヒーローになったのではあり、わたしたちのようにヒーローを失って大人にならなかったのかもしれません(笑)
ある種の師弟関係がある2人ですが、出会いは意外に偶然なんですよね。特別なバックグラウンドが明かされるなんてことも特になく、港に停泊していた船の船長と地元の子供っていうシンプルな関係性
敵キャラ
敵キャラは海賊と対比的に描かれた山賊です
- 性別:男
- 人数:1人(モブを含めれば多数)
- 能力:集団暴行(笑)
- 組織:山賊団
- 性格:冷酷、粗野系
特別な能力を発揮するわけでもないし、今後登場する予定があるわけでもありません。というかこれ以降で山賊って1回も登場していない気がするし・・・・・・・・
性格から考えてみると冷酷・粗野とネガティブですが、何かの命令とかでルフィに攻撃を仕掛けていたわけではないです
ただ単純に気に食わないからやったっていうヤンキーみたいな理由ですね(笑)
更に能力に関しても悪魔の実の能力があるわけでもないし意外に1話目の敵ってそこまで敵としての凶悪性や強大性、悪のカリスマ感が無いものなんですね~
バギーみたいに再登場があるなら結構語るべき点が多いのですがそういうわけでもないのでこれ以上は掘り下げない方向でいきます
まとめ
新企画1話学いかがったでしょうか??
正直まだまだ掘り下げるべき点が他にあるのかな?作品の魅力が伝えきれているのかなと結構手さぐりな面が強いです
今回分析してみて自分の中で一番ワンピースが強烈なパワーを持ってスタートできた理由って1話目の1番最初の「大海賊時代」っていうフレーズを処刑シーンと共に描きだしたこと、だと思っています
勿論他にも語りたい部分がありますが1話学という縛り上この辺りで終わらせていただきます
ちなみにワンピースの第1話から第3話までは少年ジャンプのアプリから無料で読むことが出来ます!(外部リンク iPhone)
それではみなさん、また~
最後まで読んでいただきありがとうございます
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