NBA用語【タンク】の意味は?名曲「Let It Tank」から楽しく学べるレイカーズ&タンク!

皆さんこんにちは、Miami3です

数年前に一世を風靡(ふうび)したディズニー制作の映画「アナと雪の女王」の主題歌を覚えておられるでしょうか??

そうです! あの街に出ればそこら中から響いていたあの曲です(笑)

*あの曲

曲の題名は“Let it Go” 邦題は「ありのままで」ですね

今回はこの曲のNBAパロディがスポーツ界でパロディ制作として有名なBleacher Reportによって作られていました

その曲の題名とはズバリ“Let it Tank”

ということで曲の題名から歌詞の和訳、背景の知識まで含めて徹底解説したいと思います!!

それでは「伝説の名曲「Let It Go」・・・・のパロディ「Let It Tank」を徹底解剖!!」スタート!!

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Let It Tank

題名の意味

シンプルにTankという単語の意味が気になりますよね!?

NBAについて多少の知識がある方なら一度は聞いたことがある単語だと思います

Tankとは「ドラフトにおける高指名順位を確保する為に意図的にチームが負けることを意味します

NBAのドラフト制度は基本的には前年度のチーム戦績が悪かったチームがより高い指名権=有望株を引き当てることが出来ます

だから戦略的に負けさせてくれというのがこのタイトルの意味です

制作背景

この曲は2013年ごろのレイカーズがネタにされています

正直このころはネタにされても仕方ないくらい酷いチーム状況だったなぁ~と客観的に思います

そこで当時のチーム事情やエース「コービー」の怪我の事情を含めて少しバックグラウンドを解説しようと思います

当時のチーム事情

2011年シーズンに優勝して以来優勝を経験していなかったレイカーズはコービーが晩年に突入するということで2012年のオフシーズンに大きな賭けに出ます

まず当時のリーグで最強センターと言われていたドワイト・ハワードを獲得するとその勢いで2度のリーグMVPに輝いたスティーブ・ナッシュも獲得に成功します

もともとチームのコアだったスーパースター「コービー」とオールスター選手である「ガソル」を合わせたこの4人組の結成はリーグ中を震撼(しんかん)させました

当時ヒートにいたレブロン&ウェイド強烈に応援していた身としてはこれでファイナルの顔ぶれは決まったとさえ思ったことを今でも思い出します

実際当時のバスケ雑誌にもガッチリ表紙で取り上げられています

ところが事実は小説より奇なりというか、なんというか・・・・・・・・

これほどまでに期待されていたレイカーズは全くチームとしてかみ合わず勝率も酷いものでした

チームというものはここまで組み合わせ次第で変わってしまうものなのかとまざまざと見せつけられた気分です

コービーの怪我

そんな中でチーム大黒柱として孤軍奮闘して何とかシーズン後半にチームを上向かせたコービー

そんな彼もシーズン通しての無理がたたってRS最後の最後にアキレス腱断裂という重傷を負いそのシーズンはエンドとなってしまいました

残念ながら2019年ファイナルでKDにも発生してしまいました。一刻も早く復帰することを願います

この試合の相手はウォーリアーズ、この試合の怪我でチームもプレイオフ進出するも敗退してしまいます

正に世代交代という気がしたのは自分だけではないはずです・・・・・・

その後チームは解体へと向かいます

そしてコービー自身も2016年には引退して、レイカーズは若手たちと再建シーズンへと突入していくのでした

こちらにもついても以前記事にしていますのでご興味がありました是非!

こんな勝たなくてはならない常勝チームレイカーズのボスとして長年君臨してきて、怪我でどうにもならないコービーの悲痛な叫びが”Let it Tank”(タンクさせてくれ)だと考えるとちょっとかわいそうな気もしますね・・・・・

それではここからは歌詞の和訳と解説をしていこうと思います

歌詞の和訳&解説

予めにご了承していただきたいのがこれはあくまでも自分が和訳して解説したものなので若干ずれている部分があるかもしれませんが、そこはご容赦ください

それでは予防線ガッチリ張ったところでいきましょうか!!

*下の動画を再生しながらお楽しみください!

The banners glow bright on the rafters tonight

今夜は優勝バナーが天井に燦然ときらめていて

Not a Lakers fan to be seen

レイカーズファンは誰一人として見えない

Coach Scott calls isolation

スコットHCはアイソレーションを指示しているのに

And Swaggy P’s setting the screen

スワギPはスクリーンをかけてるんだ

The fans are howling, there’s a media storm outside

ファンたちは吠えまくってて、外はメディアスクラムの嵐だ

Couldn’t get the win. Heaven knows I tried…

どうやったって勝てっこない、全身全霊尽くしてるってのに・・・・

まずここまでのところで解説に移りましょう!

中盤のコーチがアイソレーションを指示しているのにスワギPがスクリーンをセットしているのところです

アイソレーションとは攻撃能力が高い選手をワザと1対1に持ち込めるように周囲のチームメイトが離れるプレイのことをいいます

例としてはこちらの動画ですね

一方スクリーンとはそれは真逆でチームメイトとの連係プレーでの得点補助手段です

要するに真逆のプレイをするほどチームとしてまとまりが取れていないことを皮肉った歌詞です

*スコットコーチ

*スワギP=ニックヤング

Don’t let them in, don’t let them see

いつだって弱みを見せるな、いつだってだ

Be the Mamba you always have to be

お前はいつだってブラックマンバじゃなきゃいけないんだ

Shaquille O’Neal, don’t let him know

シャックにだけは教えちゃならない

Well, now he knows!

でも、今じゃ全部知られちまったけどな!

ここは歌詞が秀逸というか、元ネタの歌詞とそっくりですよね(笑)

「Be the Mamba you always have to be」とはコービーの相性がブラックマンバであることに起因しています

*コービーのニックネームについてもこちらの記事が用意されておりますから是非(笑)

ブラックマンバと呼ばれる由来などを是非見てください!

最強の毒蛇【ブラックマンバ】×最恐のNBAスター「コービー・ブライアント」

シャックにだけは教えちゃいけないっていうのはかつてのチームメイトでコービーと仲たがいした挙句にレイカーズから追い出されたシャックに、今の惨状だけは見せたくないってことですね

でももう知られてしまっているっていうのは恐らくシャックが引退後コメンテーターになっているのでレイカーズ崩壊ニュースを頻繁に取り扱っていたことから来ているのだと思います

Let it tank, let it tank

タンクさせてくれ、どうかお願いだ

Going 8 for 24

8から24に代わったからって

Let it tank, let it tank

タンクさせてくれよ、どうかお願いだ

Fade away and shoot some more!

まだシュートを打ち続けなきゃいけないのか!

I don’t care

知ったこっちゃないな

If I’m overpaid

俺が給料を受け取りすぎかなんて

Let the Spurs rage on

スパーズなんて勝手に怒らせておけ

Getting old never bothered them anyway!

年齢なんて大した問題じゃない

中盤くらいの給料受け取り過ぎの話は2013年シーズンのコービーの年棒(サラリー)がぶっちぎりのNo.1だったことに由来しています(外部リンク

この時の2位がダークノヴィツキーという選手でしたが、約800万ドル(8億円)ほどの差がついています

さらにこのフレーズを引き立たせていると思ったのがすぐ下の「スパーズなんて勝手に怒らせておけ」という一文ですね(笑)

まず、スパーズというチーム自体が市場自体が比較的小さく=収入源に乏しい外部ソース)、さらに2013年時点でコービーと同年代のスーパースター「ティム・ダンカン」のサラリーは何と3分の1という超絶お買い得パック状態

だからこそ引き立つスパーズなんて怒らせておけという、ビッグマーケットの王者(レイカーズは収入面でリーグトップ)、コービーの一言ですね(爆)

It’s funny how much distance

あんまりにもかけはなれてて笑えてくれよ

We have from winning it all

勝利ってやつがな

And defenders that couldn’t control me

かつては俺に手も足も出なかったDが

Now just steal the ball!

今じゃあっさりスティールしていきやがる

ここはそこまで解説する部分もないので次へ行きます!

If I retire, what would I do?

もし引退したら、俺は何をすればいい?

Maybe I’ll star in Frozen 2

「アナ雪2」に出るのも悪くないな

Do what I want, no rules for me! I’m Kobe!

やりたいだけなすがままにだ!だって俺はコービーだから!

これはアナ雪のパロディということもあってそれほど歌詞に違和感が当時は無かったかもしれません

しかしある意味これは予言っぽいところがあるのです!!

何とコービーが、あのコービーがっ、NBAスターのコービーがっっ、(刃牙風)

アカデミー賞アニメーション部門を受賞しました!!!

こちらが実際の映像です。バスケットボールへの情熱を素直に表現したアニメですね

アナ雪2に出なくても自分で作品を作っちゃったコービーでした(笑)

Let it tank, Let it tank

タンクさせてくれ、お願いだ

Get a pick hopefully top 5

出来ればTop5指名権と交換で

Let it tank, let it tank

タンクさせてくれ、お願いだ

Without Phil, why even try?

フィルがいないってのに、何をやれっていうんだ?

Here I stand

ここに俺は君臨して

And here I’ll play

プレイするつもりなんだ!

If my legs hold up!

まぁ、足が耐えられればだけどな

真ん中で言及されている「フィル」とはコービー長く苦楽を共にした(しかも1度はコービーに追い出された)フィル・ジャクソンHCのことです

コービーとフィルは5回の優勝を共に経験しています

実際フィルがチームを去ってからのレイカーズの凋落ぶりは・・・・・・・これ以上は止めておきます

My power forward broke his shin in his first game

チームのパワーフォワードは初戦で脛をやっちまった

Now I could not even tell you half of our players names

今じゃチームメンバーの半分も名前不明だ

And one thought bulges like a disc inside Steve Nash

ナッシュの椎間板ヘルニアには悪化する一方

No more back-to-backs

もうこれ以上連戦はこりごりだ

The past is in the past!

過去は過去に過ぎない!

ここにも様々なアイロニーが込められていますね

例えば一番最初の文はルーキーデビューでいきなり骨折してシーズン全休したジュリアス・ランドルのことをいっています

*彼について、その他全部含めてこちらの記事を読めば分かりやすいと思います

さらにビッグ4を結成した一角であるナッシュは持病のヘルニアのせいで満足にコートに立てずじまい

しかもコービーもナッシュも加齢により連戦がきつくなる半分おじいちゃん状態(笑)

過去(若かりし頃の体力とか)は過去だと一蹴します(よそはよそ、うちはうち的な)

ちなみに全盛期のコービーは4試合連続50得点オーバーとかしちゃいました!!

Let it tank, let it tank!

タンクさせてくれ、お願いだ

I’ll never get that sixth

Let it tank, let it tank

タンクさせてくれ、おねがいだ

Dwight Howard’s a soft-ass bitch

ドワイト・ハワードは軟弱な負け犬

Here I stand

俺はここに君臨しているんだ

King of L.A

L.Aの王者として

Laker Nation!

レイカーズ王国の頂点に

Getting old never bothered me anyway

年齢なんて大した問題じゃない

“Dwight Howard’s a soft-ass bitch”とはこの年の失敗であっさりレイカーズから退団したドワイトハワードに対して翌シーズンコービーが直接言った一言です

悪いけど腹抱えて笑った(笑)

なんとレイカーズが再び格安契約でドワイトを獲得しました!

まとめ

いかがったでしょうか”Let it Tank”

かなりウィットとアイロニーに富んだ歌詞の数々とかなり元の歌詞に忠実に合わせてきている辺りにBleacher Reportのクオリティの高さを感じます

ただレイカーズとしては早いところこれを過去の笑い話に出来るかどうか、それが来期以降のかなり大きな課題になって来るとは思います

果たしてHCはルーでいいのかどうか・・・・・・まぁ最後にはレブロン頼みですけどね(笑)

それでもレイカーズはレイカーズ、NBAの顔であることはまちがいありません

GO LAKERS GO

それではみなさん、また~

最後まで読んでいただきありがとうございます

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