皆さんこんにちは、Miami3です
長らく待ち望んでいたNBAがようやく始まり管理人のテンションは爆上がりの高止まりです(笑)
初戦のLAL対LACのNBA1注目された試合や、八村塁の素晴らしい活躍を見ていて「やっぱりNBAって異次元だわ~」ってタブレットに向かってしみじみ感じていたのですが、そんな時ふと、あのチームについて思い出しました
過去5年間で5回ファイナルに進出して3回優勝したNBA史上に残る化け物チーム、昨シーズンのウエストの覇者「ゴールデンステート・ウォリアーズ」
一見すると今シーズンのウォリアーズは評価が非常に難しいチームです
去年までの優勝チームのコアメンバーの内、イグダラ、リビングストン、KD、クレイを失うこととなった今シーズンは確実にチーム力が落ちました
しかしディアンジェロ・ラッセルという若いオールスターを新加入で手に入れ、センターポジションにウィリー・コーリーステインを補強しました
またそれらの新加入メンバー以上に期待されているのが、スコアラーが減ったことでカリーがボールを保持する時間と回数が激増することでMVPレベルのパフォーマンスを半強制的に発揮することになるのではないかというファンの期待もあります
しかしウォリアーズとサンダーの対戦を見る限りではかつての最強ウォリアーズの面影は一切ありません、、、、
管理人はこの試合をほぼフルで見たのですが、あまりにも酷くて、ちょっと可哀そうで4Qの大部分を残してみるのをやめてしまいました
具体的に悪い点はというと以下の通りです
- カリー以外のシュートが極端に不安定。マークがカリーに集中してカリーも不安定に
- ディーローがピック&ロールを好むためどうしてもオフェンスのフローが止まり、本人のフィニッシュが不調
- とにかくロールプレイヤーのパスミスとキャッチミスが多い
- ミスのせいでうまくいったボールムーブメントでもフィニッシュが失敗する
ま、一言で言うと「優勝チームがドアマットチーム(弱小チーム)に転落した」ということでした、、、、、、
そしてディフェンスが非常に悪かった。あっさり抜かれる場面も多かったし、ドレイモンド・グリーンのヘルプが間に合わないくらいザルなところがありました
あとはインサイドのパワー不足が露呈してアダムスに好き放題されていました。その結果ディフェンスが収縮して頻繁にコーナーを開けるという悪循環も・・・・
これを見ていてちょっとがっかりした半面、「チームとしてのディフェンスの大切さ」がはっきりわかりました
ということで今回の記事は「NBAにおけるディフェンスの重要性」についてフォーカスしていきます!!
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なぜディフェンスについてフォーカスしたか?
そもそもなんでディフェンスにフォーカスするの?そう思う人もいるでしょう
普通に考えたら豪快なダンク、華麗なフットワークからのミドルシュート、驚異のレンジから放たれる3ポイントシュートなどそっちを取り上げたほうが面白いだろっていう話です!(そっちの方が記事としての食いつきがいいし)
管理人もそう思います(笑)!
しかし既に書いた通りあれほど強かったGSWがディフェンスで苦戦していることで改めて管理人の心の中でディフェンスに関する注目度が上がったというのが大きいです
それに、オフェンスに関していえば、個人技はだいたいハイライトでまとめられているし、セットプレーもボールムーブメントなどのワードで検索すればいくらでも見ることが出来ます
ただディフェンスは同じくらい試合において占める時間が多いのに割と取り上げられる機会が少ないので使命感(笑)によって記事にしてみることにしました!
そもそも試合の半分はディフェンス!
当たり前のことを言います、「試合の半分はディフェンスです!!」
どれだけオフェンス大好きのロケッツであろうと、ディフェンスをさぼりまくると非難されているレブロンがいるレイカーズでも平等に訪れるもの、それがディフェンスです(笑)
「絶対に訪れるものは死と税金と、ディフェンス」です
実際NBAのおいては「オフェンスのスペシャリスト」と同様に「ディフェンスのスペシャリスト」が存在していて彼らの同じくらいチームにとって重要であるという評価を受けています
2018-2019シーズンの平均FGA=試投数は90本弱ですが、平均FG%=成功率は平均で46%です(ソース)
ハイライトで見ると全部決まっているシュートですが(当たり前だ)、実際半分以上は落ちていて、この数値に大きな影響を与えているのがディフェンスです
だからこそディフェンスは非常に重要なのです!
スター以外の選手がチーム戦略の中心になれる
これは観戦側の視点も入っています
例えばカリーやKD、レブロンやカイリーなどがボールを独占してポゼッションの最後をシュートで終わるシーンは頻繁に見かけます。そしてそれ以外のプレイヤーが一度もボールタッチをしないこともしばしば
ところがディフェンスの場合出場している5人のプレイヤー、それ以外の控えメンバーに至るまで絶対に暇になるということがありません
NBAでは頻繁にスクリーンを仕掛けて、オフボールでシューターが動きまくりスイッチでそれらに対応しなければいけません
そしてシュートが外れたらボックスアウトで確実にディフェンスリバウンドを抑えると役目が残っています
となるとディフェンダー1人1人の献身的なプレイとクレイバーな対応力がチームディフェンスの質の向上のカギとなり、必然スター以外の選手の活躍が増えます
例えばクリッパーズのドック・リバースHCはディアンドレ・ジョーダンをCP3とグリフィンに次ぐ3番目の選手としてではなく「チーム1のディフェンダーであるディフェンス大臣」として扱いジョーダンのモチベーションを高めました
また近年ではディフェンスと3ポイントシュート能力が高いウィング選手が3&Dとして重宝されるので、彼らの契約金も高くなり、チームの中心選手に次ぐ扱いを受けるようになっています
ディフェンスはチームとしての完成度に比例する(例外あり)
オフェンスの場合はシューターやエースのその日の調子によって左右されることがままあります。つまり日によって波があるわけです
一方でディフェンスはその波がほとんどありません。個人でディフェンスがうまい選手は基本的に毎試合上手だし、チームディフェンスの意思の統一が図られていれば大崩れすることがほぼありません
逆に言えばチームディフェンスの質の差がより顕著に表れているということでもあります。去年のバックスとサンズを見比べれば一目瞭然です(笑)
さらにディフェンスは才能以上に気合や日々の練習でのルーチンの積み重ね、例えばヘルプの決め事やスイッチのルールなど、がより重要なので練習で磨き上げることが可能です
よってよりコーチングが可能で、波が少なく安定した成果が見えやすいディフェンスがNBAレベルでは重視されます
というわけでディフェンスがいい選手は他が不調でも切り替えてディフェンスに専念するといったオプションを選ぶことが可能です!
Defense Wins Championships
上のフレーズはスポーツ界に伝わる格言のようなもので正確には前半と後半に分かれています
Offense Wins Games, Defense Wins Championships
訳:オフェンスは勝利をもたらすが、ディフェンスは優勝を実現する
これははっきりとデータにも出ています
2010年以降の優勝チームを並べてみましょう
- 2011:ダラス・マーベリックス(8)
- 2012:マイアミ・ヒート(4)
- 2013:マイアミ・ヒート(9)
- 2014:サンアントニオ・スパーズ(4)
- 2015:ゴールデンステート・ウォリアーズ(1)
- 2016:クリーブランド・キャバリアーズ(10)
- 2017:ゴールデンステート・ウォリアーズ(2)
- 2018:ゴールデンステート・ウォリアーズ(11)
- 2019:トロント・ラプターズ(5)
()の中の数値がディフェンスレーティングというチームディフェンス全体を評価する指標の30チームの順位です(ソース)
優勝チームはその年基本的にディフェンスがいいチームでないとなれません。もちろん近年のキャブズやウォリアーズのように例外的にちょっと低いチームもありますし、この数値だけが即座に優勝を決めるわけではありません
ただやはりディフェンスが強いチームが最終的にシリーズを有利に進めチャンピオンとなります
フィジカルなディフェンスがチーム全体を鼓舞する!!
なぜ優勝するために強力なディフェンスが必要かというとNBAの審判の仕組みというものが関係してきます
そもそもPOとRSは全くの別物であると口々に選手は言いますが、その理由の1つが「よりフィジカルなバスケット」を求められることにあります
RSとは違ってそれぞれのカンファレンスの上位8チームしか進出できないPOでは弱いチームや草刈り場的なチームが格段に減ります
そのうえ同じ対戦カードで最低でも4戦するわけでいやがうえにもチームとファンのボルテージが高まります
その結果乱闘が起こったり、相手のわかりやすいプレイを徹底的に叩き潰すディフェンスが増えて、審判が軽い接触程度なら見逃し始めます
こうしてよりラフでフィジカルなディフェンスが増えて、そういったディフェンスが増えることでチーム全体の士気が高まります!
優勝チームに必ずいるハッスルディフェンダー!
そして多くの優勝チームでエネルギーあふれるハッスルとフィジカルなディフェンスを持ち味とするいぶし銀なプレイヤーが存在しました
彼らはチーム全体をディフェンスと気合でリードできるいわば裏番長的な存在です!
まぁスラムダンクで言うなら「桜木花道」的なプレイヤーですよね?
史上最高のチームであるジョーダン時代のシカゴブルズにはロドマンが、73勝を達成したウォリアーズにはドレイモンド・グリーンが、2016年に3-1から奇跡の大逆転劇を達成したキャブズにはデラベドバがいました
みんなチームの重要なピースとしてプレイ面でも、気持ちの面でも優勝に貢献した面々です
そして今LACにいるのがベバリーです。身長が小さいながらKDやレブロン、同じPGのスターであるカリーやウエストブルックにもアグレッシブに向かう姿が評価され人気を集めています
*ベバリーは珍しくディフェンスのハイライトが作られる選手です
ん、・・・・・・・・・これLACの優勝フラグじゃね???(byレイカーズファン)
まとめ
いかがだったでしょうか??一見地味なディフェンスですがこうやってしっかり解説してフォーカスしてみると見方が変わるのではないですか?
RSではやっぱりオフェンスがいい選手を注目しますし、それがNBAの楽しみ方として正しいと思います。なん言ってもNBAのお祭り「オールスター」はオフェンスが出来る選手を中心に選出されますからね
ただし、POになって得点が入りにくい状況が増えて、1点1点が重要になる局面ではディフェンスが光ります!
だからこそRSの内からディフェンスで注目したい選手を探しておけば、徐々にそのセンスを見極めていけるのでPOに入るころにはあなたはもう立派なNBAオタクになるでしょう(笑)
それではみなさん、また~
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