【野田サトル×高橋留美子対談】野田サトルは女なのか⁇についても考察します

皆さんこんにちは、Miami3です!

普段週刊誌って買いますか?管理人は以前ジャンプはけっこうな頻度で買っていましたがいつからか一切買わなくなったし、そもそも雑誌を読まなくなりました

ただ、最近「これはどうしても欲しいっ!」って思う売り出し方をしてきた雑誌があったので誘惑に負けて買ってしまいました(笑)

この記事は大分前に途中まで書いたものなので内容的には少し古い可能性があります・・・

それがこちら!

いやいやいや違うから、違うよ違う。右側の女の子が可愛くて買ったとかじゃないからねっ(汗)

まあ真面目な話をするとタイトルにもある通りゴールデン・カムイ作者「野田サトル」と犬夜叉作者「高橋留美子」の対談をヤングジャンプとサンデーで掲載していました!!!

昔から知っていた犬夜叉の作者である高橋先生と今一番来ている青年漫画である「ゴールデンカムイ」の移植コラボで制作の裏話などを踏まえたこの対談は買いだ!と確信して買ってきました

そこで今回はこの対談を通して考えたことを含めてしっかり発信していこうと思います!

お知らせ

当サイトでは皆さんに読んでもらう記事内容の読者の皆さんと一緒にグレードアップをはかりたいと思っています!そのためには皆さんのお力(フォロー)が必要なのです!!

フォローすることで以下の特典があります

  • フォロー時にリプをくれた方は10000%フォロバ
  • 管理人に書いてほしい記事などのリクエスト*全員に応じられるとは限りません
  • 記事内容で分からない部分のアフターサービス要するに質問できます
  • 記事の更新通知をツイッターで受け取れる(不定期)

時間がある限りですが、全力で対応させてもらいます!!!

皆さんいつも読んでいただいた上でフォローしてくださって本当にありがとうございます!!!

ツイッター&Youtube

ゴールデンカムイとは

これに関してはしっかりレビューした記事があるのでそちらもあわせてご覧ください!

ゴールデンカムイはアイヌと和人(本州人)が本格的に交わり初めて北海道を奪い尽くした明治時代を舞台として展開されていくストーリーです。様々な笑いの要素とシリアスな時代背景、魅力的なキャラクター、そして人の目を引くタイトルと素晴らしいコラボレーションです!

実際今一番友達に勧めたい漫画をコンセプトにした「マンガ大賞2016」を受賞しています(リンク

そんな作者の野田サトル先生についてですが管理人が思っていたこととけっこう違った情報が色々あったのそこを中心に紹介していこうと思います

野田サトルの出身、年齢、経歴をまるごと紹介!!

作者である野田サトルさん、皆さんどんな人だと思っていました・・・・・・・まあそれは人それぞれなので管理人がどう思ったかだけを書きますけどね(なら訊くな)

  • 20代
  • 北海道出身で在住
  • 男(独身)
  • アシ歴無し
  • ゴールデンカムイがデビュー作

なぜこのように考えたのかというそもそも野田サトルという漫画家を今まで1度も見たことが無かったからです。ん、?何言ってるんだと思うでしょう!?これから説明します(笑)

野田サトルを知らなかったのでゴールデンカムイがデビュー作と思っていました。そしてデビュー作がもしゴールデンカムイなら年齢は25歳くらいだろうと推測できます。またデビュー作で20代前半ならアシ歴もほとんどないだろうとつながります

で、当然あれだけ緻密に調べられた内容なので実際に住んだことがある人ということで北海道出身、そして今はウェブ系のテクノロジーが発達しているので道内に住んでいても漫画は描けそうかなと思いました

あのギャグ要素を女性で実現できるのは・・・・・・・ということで男です。20代ならまだ未婚だと思ったので以上のようなプロフィールなりました

でもでもね、全然違いました(笑)

野田サトル基本プロフィール(真)

まず漫画としてのデビューが2003年(17年前)、随分前の話だ。ちなみにインタビュー内ではこのように語っています

漫画家を志したのは高校を卒業してからくらい。だが親にはなかなか言えなくて結果を残してから上京しようと打ち明けた。何とか某誌の漫画賞に受賞したからようやく言えた

そこから久保ミツロウ先生(代表作:モテキ)のアシスタントになった。その頃には20歳を超えていたから漫画家として連載を持てるまで随分かかった

週刊ヤングジャンプ2019年42号より

何だよ全然違うじゃねーか(笑)。2003年デビュー時に仮に22歳だとしてゴールデンカムイが連載されたのが2014年。というかことは確実に30歳を超えているということですね。現在は40歳近いのかもしれません

少し経歴で気になるのが2003年のデビューから2011年まで連載作品が無かったということです。やはりそれほど競争が激しいということでしょう!

しかも初の連載作品が「スピナマラダ」というアイスホッケーのスポーツものという全然予想って当たらないものなんですね(鼻ほじ)

さてここから超大物ヒットメーカーである「高橋留美子」先生について簡単に紹介していこうかと思います!

高橋留美子先生の経歴など

  • 年齢:62歳
  • 出身:新潟県
  • デビュー作:うる星やつら

大学在学中にうる星やつらでデビューした高橋留美子。アメリカ合衆国で漫画家の殿堂入りを果たしている小池一夫の元で弟子として学んだ際「絶対にプロとして通用する」とまで言わせました

代表作は他にも犬夜叉、らんま1/2、境界のRINNEなどがありものほんのヒットメーカーです

ある程度の世代となるとこの音楽がとっても懐かしいんじゃないですか(笑)??

そんな高橋先生をも魅了するこのゴールデンカムイという漫画についてドンドン深掘っていこうかと思います

*どうやら熱烈なファンであるみたい↓

こういうの見ると素直に思うのが「漫画家ってやっぱり漫画好きのオタクなんだよな~」ってことです。だっていわば同業他社に対して研究でもなしにこれだけのめり込むようにして漫画を純粋に楽しみに行けるんですからね

さてここからは管理人が「おっ!?」と思った2人の会話ポイントを自分の考えも交えつつ紹介していこうと思います!!

おっ!?<1>ゴールデンカムイ誕生秘話

曾祖父と小説がコアとなっているゴールデンカムイ

曾祖父が203高地(日露戦争の主戦場)に行った人だったのでその話を書こうと思っていた。そんな時担当編集者が狩猟の小説を持って来てくれてそれを掛け合わせました(野田)

やはり新しい作品を創造するって既存のものの掛け合わせが重要であるということの典型例みたいなものですよね

管理人の先祖にもやはり出征した人がいますが戦争は人を変えるものですよね??その異常体験の投影が杉元(ゴールデンカムイ主人公)の時折見せる陰のある描写にしっかり表れています

あと狩猟の小説っていうけどどんなやつなんだろ?まさかまさかのごんぎつね(笑)・・・・・

ちなみに杉元ですが一部では第2次世界大戦で活躍した実在の兵士である船坂弘であるという話も出ましたがこの対談を見る限りはそこまで影響を与えているわけではなさそうです

*船坂弘とは

おっ!?<2>フィクションのありかた

わかった上で娯楽は嘘をついてもいい

アイヌというセンシティブな話題を取り扱うことがあったので相当な覚悟を持って北海道アイヌ協会に伺いしっかり調べた。しかしあくまでもフィクションであるからそういう部分を含めて娯楽は嘘をついていい

ほんそれと言いたくなる事件がちょっと前起こりましたよね・・・・??

ジャンプ連載中の大人気漫画「僕のヒーローアカデミア」のあるキャラクターの名前が歴史的背景があり2次大戦の被害者を貶めているのではないかと韓国と中国を中心に軽く炎上しました。結局編集部と作者はウェブ上でそういった意思を否定して謝罪しました。しかし謝罪するべきではなかったという声もあり、違法アップロード作品を読んで文句をつける両国の人間へのモラルもたいがいだという意見もありました

話を戻すとメインヒロインであるアシリパ(リは小文字)が狩猟する描写が頻繁にされていますが、実際のアイヌではそういったことは基本的にせず男女分業でした。しかしそのことを理解したうえでエンタメは嘘をついていいと野田さんは言っています

まあ確かに掲載作品はすべてフィクションだと記載されていますし物語を面白くするための味付けだと考えれば十分理解できる範囲内ではあります

それでも嘘を吐いていいという部分を強調して書くのはどこかクリエイターとしてのプライドを強く感じます

高橋留美子「一度調べたものはすべて忘れます」

時代背景に関する本をいろいろ事前に読んで、読んだ上で全部忘れようとしています。いよいよ書くときになって描くべきものがあの本にあったという感じで進めます

うーん天才ゆえ言えることなのでしょうか??少なくとも管理人はこんなことキリっと言えませんよ(泣)

やっぱりフィクションとはいえ一定のリアリティが必要なので事前に調べることは不可欠です。しかしそれを一旦全部忘れるんですか、先生・・・・

自分自身のストーリー作成の軸が1本通っている場合だと下手に情報を盛り込みすぎて伝えたい部分がブラーになったり、アイディアへの余計な干渉があるからでしょうかね??

この面でいえば2人のストーリー作りの方向性は違っているのかもしれません

おっ!?<3>人気漫画家のキャラデザイン

モデルはいるのか?脳内クリエイターが作り上げるのか?

有名人をモデルにしたことはないです。基本漫画絵の自分にとっては脳内で生み出されるイメージからキャラクターの外見を決めます。そして、キャラ分けに関してはそのキャラがどのようにリアクションを取るかで内面を決めます(高橋)

脳内であれだけの人間をしっかり描きわけて、キャラクターをしっかり独り立ちさせているのはさすがの一言ですよね?まあ唯一文句をつけるのだとすれば声優に山口勝平を起用しがちってことくらいです(笑)。犬夜叉、らんま、その他いろいろ出てますからね

その一方でジャンプの看板漫画「ワンピース」ではかなり実在の人間の顔立ちをモデルにした絵が多いですよね。実際それに関しても記事を書いているのでぜひご覧ください!

ただ高橋先生がかなり勉強家だということも予想されるのでインプットがなされていればアイディアの枯渇ということは考えづらいかと思います

リアクションで決める?キャラの内面

キャラクターを作る時いろいろと設定を決めて一枚絵やらいろんなカットやらを描いて作り上げるのが一般的ですよね??でそん中でドンドン性格とかも書きこんでいく

しかし高橋先生はまずそのキャラクターがどんなリアクションをするのか、そこを考えるみたいです

例えばこのシーンですが何度も何度も推敲とやり直しを重ねてようやく思い付き形にしたみたいです。だからこそ初見で話の内容が分からない管理人でもクスっと笑えました。青汁涙流しながら飲むJKなんていねーよっていうね

こういうリアクションでキャラデザをしていくのはかなり珍しいのではないでしょうか??

おっ!?<4>いかにして笑いの要素を取り入れるか?

計算された笑いなのか、素の笑いなのか・・・・

ゴールデンカムイもMAOもかなり笑いの要素を盛り込んだ作品だと思いますが、高橋先生的にはそうでもないようです

シリアスな漫画を描いている時は、ボケないように頑張っていて「MAO」ではかなり抑えている

週間ヤングジャンプ42号(2019年)

また以前の作品でらんま1/2という名作があるんですがその作中で本人がシリアスな雰囲気で描いていた部分を計算されたギャグだと受け取られたという悲しいのか嬉しいのかわからないエピソードも披露しています

自分では本当に悲しい気持ちで描いていたシーンを編集に見せたら大笑いされた

一方で野田先生の方は姉畑という動物に欲情する変態を登場させる際、その異常性をいかにコミカルに描くことで、クッションのようにして笑えるような物語にしたとも語っています

個人的な感想ですが、面白い漫画って別にギャグマンガでなくてもちょこちょこ散りばめられたネタが凄く笑えます。特にお気に入りがワンピース(笑)

これは計算なのか天性なのか・・・・・どっちにしてもこの3作品は面白いことには変わり有りません!

おっ!?<5>野田サトルは実は女!?

国友やすゆきのアシスタント時代

皆さん国友やすゆきっていう漫画家は知っていますか?作品の多くがドラマ化されている素晴らしい創作能力をもった漫画家です

野田サトルは彼の元でアシスタントをしていました。そこで力を着けてデビューへと結びつけたわけです。このことがなぜ野田サトル女説への反論となるのか少し書いていきます

そもそもの前提条件として既述しているとおり管理人は野田さんを男だと思っています。理由として一番大きいのは管理人の笑いのツボにはまるからです。こんな言い方はあれですが同性こそ同性のツボを最も抑えている思っています

そして更に男性の漫画家のアシスタントは圧倒的に男性が多いです。これは純粋に統計的そうだからですよね??また野田サトル自身が青年誌や少年誌を中心に作品を掲載し続けているという経歴からもそう判断できます

では「なぜ野田サトルが女だ」という説がところどころ出てくるのでしょうか?

北海道出身、青(少)年漫画家といえば・・・

上の問題を見たときに誰のことを真っ先に思い浮かべますか?管理人は「荒川弘」さんです

荒川弘と言えば鋼の錬金術師の作者として有名ですが名前的に男っぽいですよね?なぜこの名前にしているのか、作者の思いがあるでしょうが、1つ事実としてわかることがあります

「別に女でも最高に面白い少年漫画が描ける」ということです

だからこそ男っぽいの名前を使っている可能性が浮上し、結局「野田サトル女説」爆誕したのかなと思います

あと上の画像みたいなBL系の話題が頻繁に出てくるのも関係しているかも・・・

まとめ

いかがだったでしょうか?プロの漫画家が語る作品論というものは新鮮さもあり自分たちの日常生活に直接関係しなくても面白いものでしょう?

両方の作品がそれぞれ好きな自分としては非常に楽しめたし、野田サトルという漫画家の素顔に迫ることが出来たのも凄く楽しかったです

今回の記事でゴールデンカムイに関心を持ってくれたら非常に嬉しいです

それではみなさん、また~