GWもそろそろ終了の今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
家でアマゾンプライムとユーチューブのループをしているわたしですが、大変有意義にこの10連休を使わせて戴ています!(笑)
とはいえこの10日間で一度も映画を見ないというのもつまらない、かといって何の映画を見ればいいのかちょっとだけ悩む・・・・そんな方も多いのでは??
そこで今回”俺的NO1映画「パイレーツオブカリビアン」の魅力について語りまくる!”と題してあの名作映画について語ろうと思います!!
今回は映画パイレーツオブカリビアンの第1作である「呪われた海賊たち」(原題The Curse of The Black Pearl”ブラックパールの呪い”)の魅力についてお届けします!!
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元々パイレーツオブカリビアンはディズニーのアトラクションであるカリブの海賊を下敷きに作られた作品なのですが、まさかディズニーにここまでの作品が作れるとは・・・・・やっぱり金<予算>の力は偉大だ(失礼)
でもウィキペディアの情報で14億ドル=約1400億円の製作費が投入されていることからもやっぱ金の力は以下略
ちなみに売上高1400~1500億円というと群馬銀行なんかが入ってきますね(ソース)
さてそれではあらすじにまいりまSHOW!!
以下はウィキの要約(外部リンク)
舞台は18世紀、カリブ海の港町ポート・ロイヤル
総督の娘エリザベス・スワンは、海で海賊に船を襲撃されて漂流していた少年ウィル・ターナーを救助した。その時ウィルが身に着けていた髑髏(どくろ)が刻印されたペンダント状の金貨をこっそり外してしまう
生き延びて成長したウィルは、スワン総督の屋敷に剣の鍛冶屋(かじや)として出入りしていた。2人は互いに恋心を抱いていたが、エリザベスは海軍提督ジェームズ・ノリントンに求婚されていた
時期を同じくしてポートロイヤルには海原を背に、船のマストに乗って威風堂々(いふうどうどう)と一人の男が入港する
男は「キャプテン・ジャック・スパロウ」と名乗り、逮捕しようとする兵士たち相手に騒ぎを起こした挙句あっけなく逮捕される
その夜ジャックを裏切り船を奪い取った、元部下の「キャプテン・ヘクター・バルボッサ」率いる海賊たちに町は襲われエリザベスが捕まってしまう
エリザベスはバルボッサに「金貨と引き換えに港から撤退する」ように取引を申し出るが、約束は反故にされ金貨は取り上げられてしまう
ウィルは脱獄したジャックと海軍の高速船「インターセプター号」をたった2人で奪い、トルトゥーガで船員たちを集めると、エリザベス救出のため「死の島」イスラ・デ・ムエルタへ向かうが・・・・・・・・・・
*パイレーツオブカリビアン呪われた海賊たちの予告動画はこちら
これが大体の粗筋になります!金貨が物語に鍵を握るなんて海賊らしくていいですよね~
それではここからは本作がいかに魅力的なのかを3つの観点から分析していきます!!
これは多分に個人的な嗜好が出ていると思います(笑)
たぶんわたし自身が海賊ってやつが好きなんだなぁーとしみじみ感じますね、だってワンピース大好きだし(笑)
ちなみにワンピースについての記事はこちらになります
海賊とか、暴力団とか、そういった反社会的なものを題材にして物語を作るって結構難しいと思うんですよね
こう言う題材って基本的に黒くて暗い面が本来強いのでその面をしっかり描き出さない(もしくは出せない)となるとけっこう嘘っぽくなるというか、「あぁ、所詮作りものか」感が出てしまって冷めてしまう部分がありますよね
その一方であまりにも暗い面が強くなりすぎるとエンターテインメントとという大枠外れてしまうと思います
いってみれば南の島みたいな感じかな??
南の島でイメージするのはさんさんと照りつける太陽と青い水面、色とりどりの南国のフルーツや植物、まさに楽園ですよね?!
でも当然雨季だと滅茶苦茶雨が降って全然曇ってるし、そのせいで蚊が大量発生したりします(*経験談)
これはどちらも南の島のリアルな部分ですがどちらか一方だけを強調すると必ず現実とのギャップが生じてしまいますね。バカンスでせっかく南国に行くというのに蚊や大雨の話なんて聞きたくはありません
しかし、しっかり忠告を頭に留めておかないと確実に後悔する羽目になります・・・・
さて話は逸れましたが、この映画はこのバランスがちょうどいいと具合だと感じます!!
もちろんエンターテインメントなのでどちらかという海賊暮らしの正の部分を強調したつくりになっていますが
海賊暮らしの正の部分とは何もまずおいても「自由の謳歌」でしょう!
権力、しがらみ、常識、人間関係、それらのどれにも縛られず、潰されず、最後の最後まで自分の生き方を貫いている主人公ジャック・スパロウの存在感、これを上手く劇中で表現できているのではないでしょうか?
一方で負の面である、暴力性、特に殺人行為や処刑などもしっかり描かれています
物語の冒頭では海賊船に襲撃された商船が登場しますし(その船の唯一の生き残りがウィル・ターナー)ジャックがポートロイヤルの港に来航するシーンでは公開処刑の上見せしめで海上に晒されている海賊の死体も登場します
*劇中の死体シーン
そして、中盤から終盤にかけて海賊の襲撃や軍隊との戦闘が度々描かれているので決して陽気で気のいいだけの連中ではないというのが作中を通して分かるのではないでしょうか!
ただこれも作品の工夫だと思いますが、そう言った海賊の負の面は周りの魅力的な敵方に、正の面を主人公であるジャックの言動などにちりばめることで観客がひかない、しかし物語には引き込ませるように作り上げられています
物語にとって最も大事なのは主役であることは疑いようがありません
主人公のキャラクターによって物語の位置づけ、話の筋、そして特に重要なのが他の登場人物との関係性です
主人公1人を取るだけでもこれだけの影響力があるのですが、この映画、パイレーツオブカリビアンでは主人公といえる人物が2人登場します
1人目はもちろん、ジャック・スパロウ。海賊船ブラックパール号の船長です
そして2人目は今作、そして次作、更には3作目まで主役として登場するウィルターナーです
このいわば”ダブル主人公体制”が映画内でより魅力的に輝いているのではないかと思います
それぞれが全く違うキャラクターを持っているためその反発と相乗効果によって物語に奥行きが出てきているというのがわたしの個人的な意見です
でもこのダブル主人公体制ってかなり難しいと個人的に思うんですよね!
まず、主人公の周りに人と状況を設定して物語を展開していくのが基本なのに、その主人公が2人いるわけです
例えるなら渦潮が2つ近くにある鳴門海峡みたいなもんですね
渦の回転の方向が同じ向きなら相乗効果が期待できるでしょうけど(本作はそれがうまくいったパターン)、逆向きなら総てを殺して大惨事になりかねません!
渦潮が起こらない鳴門海峡なんて死人が出ないコナンの事件と同じですよ!!(何の話だ)
まぁ単純言えば、キャラ立てが難しいという話です
弱すぎれば2人登場させる意味を失うし、強すぎれば反発して物語の味わいを台無しにしてしまいます
この点、非常にいいバランスで配置されているのがパイレーツオブカリビアンではないでしょうか??(特に本作)
そこでここからは主人公ジャックスパロウの性格について迫っていきます
*もう一人の方(ウィル・ターナー)は取りあえずいい奴で要領悪いって覚えておけば大丈夫(投げやり)
まず、冒頭の粗筋にも書いたんですが登場の仕方が度肝を抜きますよね??
最初のシーンではまるで帆船のマストの最上部にいるかのように見せかけてのボロ船ですからね(ナイスカメラワーク!)
そして港に着くころには沈没と、掴みは完璧ですね、いや掴みというよりは落ちか(笑)
そして、埠頭に着いたときに話しかけてきた初老の男性は入港料として1シリング(銀貨1枚)と、記名を要求します
そこでジャックは「3シリングで名前は適当に」と言っていなすわけですね!(カッコイイー)
で、歩いて港を離れる途中に不用心に置いてあった役人の巾着を盗んで立ち去ると、まさに海賊!
この登場シーンで我々は一気に画面に、ひいてはこのジャックスパロウという人物に引き付けられるわけです
全然関係ない余談になりますが、管理人は映画館に映画を見に行くときにクライマックス付近で意図的にスクリーンから目をはなして周りを見回すという奇行に走ります(笑)
そうすると他の観客がどれほど映画に熱中しているかがよく分かりますよ!
人によっては泣いてたり(感動)、泣いてたり(欠伸)、泣いてたりします(喧嘩、多分カップル)
この熱中度合いが映画がどれほど名作かという一種のパラメータになるのではないかと思います!!
さて話を戻しますと、ジャックスパロウの性格が魅力的だとわたしはいいましたが、彼の性格を一言で表現してみましょう!それはずばり・・・・・・・
予測不可能、です!!!
なーに言ってるんだと思われかもですがいくつか映画内でそれを象徴する面白いシーンをピックアップしようかと思います
のっけから予測不能でしょう?!(押し付け)
問題のシーンはこちらっ!
ヒロイン「エリザベス」がコルセット締め過ぎで失神し、海へ落下するというフェミニンがブチ切れしそうなシーン(コルセットは女性抑圧の象徴の1つ)
横2人のイギリス海兵と押し問答になるジャックたちの目の前に丁度落下してきます
ジャック「助けなくていいのか??」
兵「泳げないんだ!」(それで海兵が務まるのか?)
ジャック「大したイギリス海兵だな!これ持ってろ!」
そう言って飛び込んだジャックがエリザベスを海中から引き揚げるときにたまたまウィルの金貨を見つけます(ここ鍵)
ここだけ見れば別に悪人というわけでもありません、どころか使えない公務員の代わりに市民を助ける模範市民でしょう
ところが後から来たノリントンに海賊であると見抜かれると一瞬でエリザベスを人質にして逃げ切る方に動きます
このシーンだって海に直前飛び込まなずに逃げれば済む話
その上この船の上で海兵たちと押し問答していた理由はジャックが正直に「自分が船を盗んで海賊団を旗揚げする為にポートロイヤルにやってきた」なんていうからです
やんなきゃいいことをやってやるべきことをやらない、まさにテスト前の学生!!
というのは冗談じゃないにしても(じゃないんか!)、これだけ見てみるとジャックはただのバカの子って話ですが実は物凄い観察力を持っている人間でもあります
*ちなみにこの後あっさり捕まりました(やっぱどじっこ)
その後なんやかんやでエリザベスが攫われて、ウィルが牢獄のジャックに助けを求めます
ジャックは自分を牢から逃がすことを条件にエリザベス救出を手伝うことを了承します
脱獄する為に牢獄を破壊するのですがこのときに使用されるのが”Leverage”、つまりテコです
さっき出てきた金貨と並んでこのテコが非常に重要なキーワードとなります
ジャックは海軍の船を奪うとそこからエリザベス奪還のための船員を募るために海賊の港町「トルトゥーガ」へと向かいます
そこでまず副船長としての役割をそこから果たすことになるギブスという老人を勧誘するのですが、酒場で今後の進路相談をします
意図的にウィルを見張りに立たせることで話から除外する2人。正に密談ですね
そこでジャックは脳内にある構想についてギブスに語り始めます
*ここからは多分にネタバレ含みますので見たくない方はブラウザバックしてください!
簡単に言うと、ジャックは金貨とウィルの関係性に気が付いてたのでそれらを交渉材料にして船をバルボッサからいただくという話です
金貨はもともとウィルの父親ビル(バルボッサの元部下)の持ち物で、それを息子であるウィルの元に送り届けました
そして金貨の本来の出自はバルボッサたちが死の島から盗み出したいわくつきの金貨で、その金貨を1枚でも使用したものには永遠の生き地獄が与えられるという呪いがかけられていました
この呪いを解く唯一の方法がすべての金貨を回収して、それを盗み出したもの全員の血を捧げること
ところがビルターナーはバルボッサへの反乱で海に大砲付きで投げ捨てられているため本人の血は使用できない、しかし息子の血ならいけるかもしれない
そこでウィルを生贄に捧げて(ジャック曰くテコの原理で)バルボッサとの交渉で船を手に入れる
まさに海賊らしい、そう感じませんか?!
ここまでくるとジャックは何を行動原理の指針としているのか全く予想できません
分かりやすい「いいもの」でもなければ、単純に「わるもの」とも言い切れない・・・・・
話は大分進みますが、見事バルボッサとのサシの交渉(1対1)で船を勝ち取る代わりにウィルターナー、エリザベス、それとノリントン率いる海軍を売り渡します
ところがここからの行動はまさに怪奇、予測不能という言葉でしか表現できません
交渉を完全に上手く成功させたジャックはこともあろうかその直後にバルボッサを裏切って今度はウィルを助けます
そしていよいよバルボッサとの一騎打ちに臨み最後には呪いの力(永遠に死ねない生き地獄)を巧みに利用してバルボッサを殺すことに成功しました
こうして復讐は果たされました
映画を見なければディティールが分からないとは思いますが、これ以外にもたくさんの伏線がちりばめられていてその多くがきっちり回収されています
しかし、最後の最後までブレないのは、ジャックはどっちつかずでブレブレだったということですね(笑)
しかも本当に最終的には海軍に捕まって処刑されかけています
ジャックという男がどんな男が何となくわかっていただけたかとは思いますが、ここで更に管理人視点からジャックスパロウという男を表したいと思います
ジャックスパロウは素数のような男である、わたしはあえてこう言いたい・・・・・・・・
すみません、こんな言い回ししたかっただけです(笑)なんか数学用語つかえるとカッコイイじゃないですか!!
さてそれでは素数とは何かということから解説します!
ご存知の方は多いと思いますが素数とはある条件を満たす数字のことを言います
その条件とは、
この2つになります
自然数とは1から始まり2、3、4、5、6、7、、、、、、と続いていく、いわば一般に数を数えるときに使用する数字のことを言います(0は含まれません)
そして2つ目の条件とは例を挙げれば簡単です
例えば2という数字は2÷1=2ですよね。そして同時に2÷2=1です。
ということは1と2の条件を満たすので素数ということになります
ということで素数をいくつか順番に上げていこうと思います
*ちなみに1は含まれません(大事)
2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、、、、、、
どうですか?どのタイミングで素数が登場するかの規則性は発見できましたか??
ちなみにこの規則性が発見できたあなた、そこのあなたは・・・・・・・
人類史上最高の叡智を手に入れた人物として人類史が残る限り永遠に語り継がれる存在になることは間違いありません
と、いうのもそもそも
この規則性は歴史上誰も発見していないのです!!
そこで現在は暗号としても用いられているほどです
ジャックの行動と素数の出現における非パターン性が非常に被っていると感じるものがあります
また素数の定義に戻りますと「1とその数自身でのみ割り切れる」です
その数自身とはつまりジャック自身。それでは「1」とは?
色々と考えられますが、まずは1番大事な目的、自分の欲望でしょうか?
それとも人生をかけるだけの指針、海賊としての流儀??
色々なものが考察出来て面白いとは思いませんか??
ということで、「ジャックスパロウは素数」、これを今後はやらせたいと思います!!
異論は認めない!(強引)
今回は画像が少ない割に文字数が非常に多くてここまで読んでいただいた方には本当に感謝しています!!
マジでご褒美上げたい気分ですが金欠なのでわたしにご褒美ください!
最後まで見てくれたあなたが大好きです(アシタノワ○イ風)
それと割とリアルにジャックスパロウは素数説を拡散したいのでよろしくお願いします!
また前回の投稿から大分日数が開いてしまいましたがこれからは真面目に毎日の投稿を目指していきたいと思います!
何か思ったことがありましたら是非ともコメント欄のほうにドシドシお願いします!
それではみなさん、また~
最後まで読んでいただきありがとうございます
下のSNSボタンでシェアしていただける嬉しくて3回回ります、(嘘)
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さて皆さん、いきなりですがわたしの経験上こういった人間関係を描く映画は3パターンに大体分かれます
多くの方がそうだろうと思いますが、わたしは3番目が一番好きですね。ただでさえリアルな世界は生きづらくて、憂鬱な部分が多いです。それなのに架空の世界でも絶望を見せられたくはないですよね??
この映画はうれしいことに3番目のパターンです!!(てゆーか3番目のパターンだからこれを見ました)
ということで最後のハッピーエンドは保証します!!(笑)
それでは少々長いですがおつきあいください
「アニー」という孤児の黒人の少女がこの映画の主人公です
彼女は非常に機転が利き、周りの人間(大人も子供も)に非常に好かれる快活な少女です。更に口も達者で、ポピュラー音楽よりラジオのトーク番組が好きという面白い少女でもあります(なんか吉本の女芸人みたいですね(笑))
クラスでは歌と踊りを披露して上手いこと歴史の授業の学級発表を切り抜けるというシーンから映画はスタートします
この映画はミュージカルがベースになっているので歌と踊りの挿入が非常に多いのも特徴の1つですね
同時にいつか迎えに来るという手紙を残した会ったこともない両親を待ち続ける健気さもあります
アニーは他の養子5人と共に落ちぶれて飲んだくれている上に「里親助成金」が目的だと常々言っている元歌手の白人女性のもとで暮らしながらも決して希望を失わずに力強く息抜き、やがて市長立候補者の「ウォーバックス」との運命的な出会いで希望に満ちた自分の人生を切り開いていく物語です
いい映画には必ず「転機」というものがあります
いい映画はプラスとマイナスの転機を巧妙かつ交互に挿入することで人を引き付けるのです。なのでここからはその転機に注目して話を追っていくことにします
ある日、市の職員がきちんと里親が里子の面倒を見ているかの確認のための面談に訪れました
そして、アニーたち孤児は彼が床に落とした大勢の里親候補者が記されている1枚の書類を見つけます
他の子全員がここよりマシな新たな里親のところへ行けると色めきだっている中、アニーだけが視点が違いました
里親候補の名前と一緒に全員の社会保障番号(日本で言うマイナンバー)が併記されているのに気が付きます
つまりこの番号がわかれば、自分の親が探せるかもしれないとアニーは考えた訳です
そう、アニーはまだ「自分の本当の親を探すことを諦めていなかった」わけです
役所に行けば自分の情報を開示できるのでアニーは役所へ向かいます
申請受付窓口の女性に必要なもの(申請書とお金と保護者の同意書)を提出するアニー。心の中は「これで本当の親がわかるんだ」という期待でいっぱいです
そしていよいよ自分のデータが印刷されて紙になって手渡された瞬間、アニーは恐怖を覚えました
「もしそこに知りたい情報が無かったらどうしよう」と
そこで受付の女性に読んでもらうよう頼んだのです。すると女性はこう読み上げました
「”アニー・ベネット”26分署の前に放置。発見時の年齢、推定”4歳” 里親制度へ 以後データなし」
落ち込みながら役所を出るアニー。しかし持ち前の明るさと歌とダンスで自分の中の気持ちをドンドン盛り上げていきます
そしてその時うたわれた歌があの有名な「トゥモロー」なのです!
この歌は非常の有名だったのでわたしは知っていましたが「アニー」の歌だとは知りませんでした
有名なさびの部分は50秒~くらいからです
何かこの歌を聞きながら少し泣きそうになってくるのは自分だけでしょうか?
そんな時にアニーに更なる転機が訪れました
彼女が帰り道で犬をいじめている少年2人を見つけます。正義感の強い彼女はそれをやめさせようとして2人の少年を追いかけます
道の反対側に犬が逃げてアニーがその後を追いかけると道を歩いていた黒人男性にぶつかります
しかし急いでいたアニーは気にせず道路に飛び出しました
瞬間車が目の前に現れます
あわや轢かれかける!と思ったとその時、直前にぶつかった黒人に彼女は引っ張られて辛うじて危ない場面を乗り切りました
彼の名前は「オリバー・ウォーバックス」彼との出会いがその後のアニーの人生を大きく転換させました
ウォーバックスは実業家で市長選に立候補している候補者の1人でもありました
彼の経営する通信会社はかなりの大企業で実業家としては完全なる成功者でした。しかし政治の世界ではそうはいきません
あまりに金持ち過ぎて低所得者層の有権者からは好かれず、せっかく無料で自社の携帯を配ったのにもかかわらず費用対効果が見合わず支持率は伸び悩んでいました
その上、支持率アップのキャンペーンとして炊き出しでマッシュポテトをホームレスに直接配っていた時、そのうちの1人に「食ってみろよ」と言われて食べたら、あまりの不味さに吐き出したためそれがネット上で笑いものになる始末でした
そんな中、アニーを助けたムービーがアップされたことで、何と支持率が爆上げとなりました
これを見た実業家のウォーバック、使えると確信したのでした
ウォーバックスは早速アニーの里親の家に女性部下を送ります。目的は「アニーを自分のもとに連れてきて無事を確認する素晴らしい人間性をもった市長候補」という写真を撮らせること
ところが彼のオフィスに着くと早速写真を撮ろうとするのをアニーは拒否
「ランチが先よ」と貫禄の一言(笑)
傍に用意していたテーブルに着くや否やまたしてもウォーバックスが写真を撮ろうとするのでアニーはこう質問します
ア「どうしてわたしを招待したの?」
ウ「そりゃ君が心配だからだよ」
ア「嘘ね、そんなこともう10歳だから分かるんだから。わたしバカじゃないわ。どうして写真を撮るの?」
ウ「・・・・選挙に勝つためだ」
ア「どうして写真を撮れば選挙に勝てるの?」
ウ「そりゃ、君は賢いがみんな君ほど賢くない。だから子供を助けたいい人を演じるだけで票が手に入る」
こうウォーバックスがぶっちゃけるとアニーは鼻で笑います。そして持ち前の力強さと口でとんでもない発言をぶちかますのです
「なーんだ。そんなくらいでいいの?わたしと一緒に住めば大統領にだってしてあげる!」
流石のウォーバックスもこの発言には仰天してしばらく口がきけなくなりましたが、すぐに考えを改めます。この作戦行けるぞと
個人的には利害が一致した2人が手を組む系の作品が大好きなのでずっとニヤニヤしながら楽しめました
そこからは暫く想像をはるかに超えるような豪華で周りから注目されっぱなしの人生がスタートします。様々なパーティー会場や映画の試写会などに有名人として顔を出してそれと共にウォーバックスの支持率もうなぎ登り
そんな中いつも人を信じず、ただ孤独に仕事の実の没頭し続けるウォーバックスの心も徐々に溶かしていきます
2人はドンドン相手を信頼していき、ウォーバックス自身も少しずつ本来の自分を表現し始めるようになるのでした
そんな中、ウォーバックスが主催したパーティーにアニーは一緒に出席することになりました
そしてステージ上で見事なスピーチと歌を披露することで会場を感動の渦に巻き込みます
ところがウォーバックスのスタッフ(この人はクライマ一クスに欠かせない人物です)の一人がスクリーンに映された「ウォーバックスへの感謝の言葉」を読むように指示
するとその瞬間に凍り付くアニー
アニーは何も言わず会場を飛び出してしまいます。この騒動で会場は一気にどよめきました
アニーに何かあったと直感的に感じたウォーバックスは急いで彼女の後を追いかけます
会場を出てビルの外で立ち尽くすアニー。彼女にウォーバックスはこう尋ねます
ウ「アニー、一体何があったんだ?」
ア「ごめんなさい。パーティーをめちゃくちゃにしちゃって」
ウ「そんなことどうだっていい。アニーどうして急に飛び出したりしたんだ?」
ア「・・・・・・わたし文字が読めないの」
ウ「え???」
何とここで衝撃の発言!というか凄まじい伏線回収だと思いませんか??
わたしが冒頭で書いたように映画自体は学校の授業シーンから始まります。そこでアニーは一切台本を用意せず、歌と踊りで切り抜けました、と思っていました
真実は、アニーは文字が読めなかったというわけです
多分映画を初見でこれを気が付けた人はいなかったんじゃないでしょうか?(わたしもです)
ウォーバックスはそこから真剣にアニーにむきあうようになります
まず、字が読めいない彼女に専属の家庭教師をつけます。選挙活動に利用しようとしただけの関係なのに、いつの間にか本当に大事な存在へと変わっていたのでした
そしてついに養子縁組を結ぼうという具体的な方向性まで考え始めます
ところがそこで急報が入りました
「アニーの両親が見つかった」
アニーは小さい頃から両親を知らずに里親に預けられて成長してきました。彼女にとっての悲願はいつか両親が迎えに来てくれることでした
その夢が今叶ったのです
ウォーバックスとしてはアニーの心を知り、そして自分の気持ちを隠して何とかアニーを笑顔で送り出してやりたいと考えました
そして、ついにその日は来ました。アニーは正式にニューヨーク州法のもと、両親と再会して親子関係が復活しました
アニーが去ってからも仕事に身が入らないウォーバックス。そんな彼のもとへとんでもない話がアニーの里親(最初の白人女性)から入ります。
なんと、「アニーの両親と名乗るカップルは偽物だった」という話です
彼女曰く、上述したスタッフが彼女に話を持ち掛けて、偽物の両親を見つけ出してアニーと再会させることでウォーバックスの支持率のブーストを図ろうとしたわけです(実際成功)
それを聞いたウォーバックスはすぐに行動に移りました
取りあえずそのスタッフをその場でクビにします
そして社用ヘリと、会社の通信網(通信会社なので)の総てを駆使してアニーの現在地捜索に乗り出します
するとツイッターでアニーの現在地がリアルタイムで呟かれていることに気が付きました(ここらへんは現代リメイク版っぽいですね)
そしてアニーが乗せられている車に何とかヘリで追いつくと彼女を確保します
ようやく再開したというのにアニーはかなり不満そう。車中で今回の事件を実行させたのはウォーバックスであるという間違った情報を吹き込まれたためでした
必死で許しを請うウォーバックス(悪くないのに)彼はアニーに自分の本心を示すために仰天の行動に出ます
集まってきた報道陣を目の前にしてウォーバックスは自分が今まで追及していたものを諦めます
「わたしは市長選の立候補を辞退することを決めた。今後は一番大事なものの為に自分自身の力の総てを使いたい」
こうしてアニーとウォーバックスは本当の家族となることが出来てクライマックスを迎えました
いかがだったでしょうか?
かなり長い記事なりましたがこれでも大分はしょりました(汗)
アニー自体はリメイクということもありかなり評価が低いです。またコメディということもありそれほど考えさせる話でもありません
ただ個人的にはこれほどミュージカルに寄せた映画は初めて見たので結構満足しています
何より見ていてこんなにもノリノリになれる曲がたくさん入っているのは個人的にかなり嬉しかったです
気になった方は現在アマゾンプライムの方でプライム会員は無料になっているので是非チェックしてみてくださいね
それではみなさん、また~
最後まで読んでいただきありがとうございます
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