皆さんこんにちは、Miami3です
ワールドカップ予選、日本は残念ながら3連敗。アメリカ戦では世界との実力=格の差をまざまざと見せつけられた気がします
ただ負け続けるだけだとあまりにも残念なのですが、どこかのタイミングで公式戦に勝利していきたい、そんな感じのニュージーランド戦です!
果たして日本代表は初勝利をもぎ取ることができるのか?注目の一戦が始まります!!
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八村選手の離脱
さてなんとか初勝利を飾りたい日本代表「アカツキファイブ」、そこに悲報が飛び込みます
日本のエース「八村塁」が怪我のため残りの代表選を離脱!!
八村選手は6月末のドラフト以来サマーリーグ(NBAのシーズン前の調整試合トーナメント。新人はほぼ全員参加)、代表強化試合、ワールドカップ予選とここ3ヶ月、ノーブレイクで全力投球し続けてきました
そのため体での負担が半端なくて、予選の間も発熱などの体調不良に悩まされました…
しかし、もう現在の時点で日本代表がさらに先へと進める可能性は0なので、来たるNBAシーズン2020に向けてベストパフォーマンスを発揮するために休むという判断のようです
この判断について管理人的には以下の2点の理由で賛成です
- 八村はNBAキャリアをより大事にするべき
- 「八村抜き」の代表のレベルをしっかり確認するため
さて前回のアメリカ戦に引き続いて、しっかりとした目標を各々持って挑んでほしいニュージーランド戦がいよいよスタートします
日本代表スタメン
今回のスタメンは八村とPGの篠山の離脱に伴い多少の変更がありました
- 田中
- 比江島
- 馬場
- 渡邊
- ニック
やはりこのラインナップで期待したいのは馬場&渡邊
渡邊はこの試合での活躍次第でNBAへの道が開けてくるところですが、ワールドカップではあまりいい活躍をしているわけではないのです。NBAへのプラチナ切符をつかみ取りたかった絶対的な活躍が必須となります
そして馬場雄大はこのワールドカップで一番成長した選手と言っても過言はありません。アメリカ戦では見事18得点、日本代表の中で一番のスコアラーでした
ところで本編とは全く関係ないですがニュージーランドのナショナルチームは何のスポーツでも「ハカ」をやるみたいですね!
体のゴツさとかもあるけどやっぱりラグビーの方が迫力がある、流石オールブラックス(NZのラグビー代表。世界最強と呼び声が高い)
いよいよ試合開始!!
開始3分で9-10というハイペースな試合展開をしていく日本対ニュージーランド。速い展開は確かに日本にとってはトランジッションオフェンス(速攻)が増えて有利と言えば有利そうですが、大きな問題があります
これだけ怪我人が出ていて離脱者が多い状況で、体力の消費が激しすぎないか??
当然速攻が増えれば全速力シャトルランになるわけで、選手たちの体力の消費も増えます。しかし控えメンバーがいつもより少なく層が薄くなっている状況でそれをやっちゃうと面倒なことになりそうな気もします・・・
そんなことを言っている内に渡邊が2本のドライブからFTを4本錬成しました!
このプレイ自体は積極的なアタックでいいんですけど、ものすごく日本代表の問題点というか、渡邊雄太を活かしきれていない部分が強く感じられます
渡邊は根本的にストレッチ4からSFのポジションなわけで言うなれば大きなウィングです
ということで彼の場合ボールハンドラーからのキックアウトパスをキャッチ&シュートで3ポイントシュートを確実に決めていくことがNBAにおいて求められているし、得点源としたい理想の形
ところが日本代表のPGはあまり、というかほとんどキックアウトパスを供給しません(できない?)
そこでどうしても渡邊自身がドライブで切り込む必要があるのですが、彼自身がまだドリブルムーブの多彩さが足りていないです
ということで日本代表的に必要なのはPGの突破力からのアシストできるコートビジョン。渡邊個人として必要なのはドリブル突破からのフィニッシュ力です
*ドライブからのキックアウトの好例
不要論一蹴のニック・ファジーカス!!
このワールドカップではファジーカスはどうしてもスピードの遅さからディフェンスでは穴になってしまい不要論すら一部で叫ばれる始末
しかーし、この試合ではニックが魅せてくれました!
この試合はとにかくに3ポイントシュートの精度が異常に高かった!!
3分の3でスリーをガンガン決めるとアカツキファイブのオフェンスをまるごとけん引しました(というかいなかったら崩壊してた)
この日も相変わらずスピードのミスマッチはつかれましたが、オフェンスの効率性がめちゃ高くて、2Qの途中ですでに20得点
完全にエース・ファジーカスでした(笑)、、、それをチェコ戦でやってほしかった
馬場のスピードは世界レベル
このワールドカップではっきり認識しました・・・・・
馬場のスピードは世界(NBA)レベルだと
アメリカ戦からも感じていたことですが、ドライブで強引に中央突破をハーフコートより前で仕掛けていける選手が馬場選手です
でもフィニッシュがどうしても大分精度が落ちてしまうんだよな・・・・・・これは日本代表全員に言えることですが(八村以外)
スピードでどれだけいけたとしてもシュートが決まらなきゃどうしようもない(3年前のディアロン・フォックスみたいに)
やっぱりフィニッシュ力の強化が必須・・・・・・・・
強すぎる!?ニュージーランド代表
ニュージーランド代表がこんなに強いと思わなかったし、こんなに強いのにやっぱり本選には進めないんだ、、、、世界は遠いぜ、アカツキファイブ
ウェブスター兄弟がとにかく強い。兄貴は非常に優秀なガードだし、弟はクズマ似のイケメンだし(笑)。いや、むしろベン・シモンズか?
問題:誰が誰であるのかを答えよ!
解答< >
解答< >
解答< >
正解は来シーズン(笑)!!
日本代表の弱点が露呈し始める
第2Qから既に弱点が露呈し始める日本代表(は、早すぎる・・・・)
ここから先はポジティブなことをほとんど書けないので、読みたくない方は読まなくていいかも
それではまずオフェンスから
オフェンスの弱点
トランジッションの決定力不足
トランジッションオフェンスが今の日本代表の一番の得点源になっていることは間違いないです
そこで考えたいのはその時の決定力。どうしても1人で突っ込んだときにフィニッシュの多彩さが無いので攻めあぐねてしまう印象が強いです
ギリギリまで行ってフローターなのか、あえてミドルを打つのか、強引に突撃してファール貰うのか(これが一番楽)、それともユーロステップを使うべきか?
これを鍛えて高い得点効率を実現する=速攻になったらほぼ確実に得点に繋がる、ことこそが今後のオリンピックへ向けての課題です
個人的には渡邊と馬場はユーロステップを体得すること。そして代表メンバーを見てすごく違和感が残ったのが、チェンジオブペースからのビハインドバックドリブルがほとんどなかったことです
あのプレイはすごく意外性があって上手く使えばマークマンとの距離を引き離してジャンプシュートへつなげられる非常に効果的なスキルなんですけどね
ピック&ロールを多用しすぎ
セットプレイが起動不能なせいもあるんですが、ピック&ロールを多用しすぎです
けっこうプレイ全体が読まれちゃっているのであっさり止められるパターンが散見されたワールドカップ。それと同時にボールが一切動いていない
あと周りの足が停まっちゃっているので2オン2が基本になっているのも痛いです。基本的に相手チームの方が個の力が上なので2対2をやっちゃうと攻め切れません
困った時の八村がいないぶんそこがより目立ちました
セットプレイが起動不能
全然見ることが出来なかったセットプレー。あれじゃシューターがいないのと同じではと、、、、
色々見て思ったことはそもそもオフボールスクリーンのフィジカルが紙過ぎる、、、、、
「神過ぎ」たらどんなに良かったことか・・・・・
がちっと止められないので簡単に相手のマークマンが付いて来て、結局ズレを生み出すことが出来ない。ズレが無いからシューターがフリーにならない
セットプレーが役に立たないからピック&ロールに走る。それを読まれてディフェンスには止められる、と負の連鎖で悪循環なわけです
流石にここまでやれとは言わないけど、しっかりとしたスクリーンをかける練習からした方がいい、それが分かっただけですごく大きな経験になったと管理人的には思います!
*ここまで
ディフェンスの弱点
ピック&ロールディフェンスの連動性
何度も見られたけどやっぱりスピードが劣るニックが狙われる・・・・・・
それはもう宿命に近いものがあるんですが、少し考えたいのはヘルプDがどこまで寄るのかって話です
あんまり寄りすぎると今の時代センターでも平気で3ポイントシュートをガンガン打つ時代なので普通にワイドオープンになってしまいます
むしろウィークサイド(ボールハンドラーがいない方)のディフェンダーがヘルプでペイントに適宜来たりしてもいいかも
あとはそもそもピック&ロールでハンドラーを2人がかりでしっかり潰すことが基本です
その為には出来るだけ腕の長さを活かしてディフレクション(パスコースを塞いで相手の思い通りにパスさせないこと)なんかを積極的にやるべきですけどそれが出来る選手は渡邊くらいかな・・・・・?
リバウンド
とにかくリバウンドが取れない。相手に競られてしまうオフェンスリバウンドは勿論ですが、そもそも圧倒的にディフェンスリバウンドも取れない
フィジカル問題ももちろんあるんですが、それ以上に1回でボールをしっかりがっちり確保できない感じがはっきり伝わってきます
どうしてだろう?特別コーチでロドマンでも呼ぼうか(爆)??
*1人で34リバウンド取った試合
もしくは赤木をコーチ兼選手として呼んできましょう!
っていうじょーだんは置いておいて、基本的に上手くリバウンドを取れていない原因は早め早めのボックスアウトが出来ていないからです
ボックスアウトを考えたポジショニングと力で押し出すパワーを持っていれば身長とジャンプ力の欠如を補えるはずです!
そこをポジションに関わらず全員が共通認識としてリバウンドを頭に叩き込むべきです!
フリースロー成功率
うーん、正直代表の課題としてこれを挙げるのはあんまり気分が良くない。だって日本代表ですよ?!
それでも全体的に2本安心して決めきってくれると思えるのはそれこそ八村選手くらいです。ミドルレンジが上手いのと関係しているのかな・・・・?
でも本来なら日本代表はこういうところで勝負しなければいけないはずなんですよ!
フィジカルが弱くて身体能力でゴリ押せる化け物が揃っているわけではないアカツキファイブは、絶対に誰にも邪魔されず、毎回定位置から打てるシュートを絶対に外してはいけない!
厳しく言えば、それが今の世界との差。決めきるべきところをしっかりモノに出来ないから1勝もできていない現状だと思います
最低チーム平均で75%、出来れば8割越えを目指したい!
まとめ
かなり書くことが(欠点)多くなりましたがそもそも嬉しいことが「書ける」(欠ける、掛ける)ってこと
あの日本が・・・・・っと言っても知らない人も多いと思います!それはなぜか?
そう、弱すぎて日本代表の存在すら知らない人が多数だったから
興味すら持たれない弱さって言ったらどう??
かくいう管理人もNBAは大好きだけど、日本代表にもbjリーグにもあんまり興味が無かった。だって弱くて面白くないから
それが弱いってことがメディアに取り上げられるようになった、そのことこそが一定以上の人気と価値を生んでいる、そう感じることが出来たワールドカップ予選でした
*少し前ではこれは考えられなかった
試合自体はまだ残っているので今後どうなるかはまだまだ期待できますけどね!
こんな感じで今回は終了です
それではみなさん、また~