皆さんこんにちは、Miami3です
NBAの歴史は非常に長くて実に70年以上の歴史を誇ります。そしてそんなリーグの歴史を彩る数々の名プレイヤーが出現してきました
そんな中歴代のビッグマン、特にセンターポジションで最強の議論に入る選手が「アキームオラジュワン」です
アキームは1990年に全盛期を迎えた選手で、圧倒的なスキルの高さからインサイドとぺリメーターをオフェンス&ディフェンスの両面で支配できる稀有な存在でした
特にそのオフェンスにおけるフットワークを駆使した強力なスキルは、同時代のMVP選手でさえ止めることが不可能でした
*MVPセンターロビンソンをけちょんけちょんにしたダブルフェイク
彼のあまりにも多彩で決定力が高いシュートに、相手選手は完全に翻弄されて「まるで夢でも観させられている」かのように感じるためオラジュワンは「ドリーム」と呼ばれました
そしてそれから20年経った現在のNBA。一時期はセンターは絶滅するとまで言われましたが、優秀なオールラウンダーセンターたちの台頭で徐々に復権を果たしつつあります
そこでかつてリーグを代表した時代のNo.1C「アキーム・オラジュワン」と、現代のスターCたちを比較してみました!
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ページコンテンツ
ルール説明
これから3人の現役選手を
- オフェンス
- ディフェンス
- その他
この3つの項目に分けて比較&検証していき最終的に3人の中で誰が一番「現代のアキーム・オラジュワン」と呼ばれるのに相応しいかを考えていこうと思います
その他とは怪我のしやすさ(出場試合数)必殺技などエクストラ要素などを加味したいと思っています
それでは1人目をいってみましょう!!
<No.1>ジョエル・エンビード
さて1人目はシクサーズの絶対エース、ジョエル・エンビードです!
まずはオフェンスの方から考えていきましょう
多彩なオフェンスパターン
ジョエル・エンビードと言えばローポストからの非常に多彩なオフェンスムーブで有名ですよね?
ポストアップからのフェイダウェイ、フェイスアップ(ゴールに正対するポジション)からのドライブ&ユーロステップまで魅せます
特にシュートが打てるので相手選手がポンプフェイクにひっかかりやすく、そこからアップ&アンダーで軽々と得点を取るシーンが目立ちます
更にトップの位置からドライブで1オン1で切り崩せるためドリブルスキルはオラジュワンより上だと思います
注目ポイント:3ポイントシュート
オラジュワンは自身の17シーズンに及ぶキャリアで3ポイントシュートを打った回数が122回、その内決めた数は25本ですので、確率としては2割です(ソース)
一方のエンビードはというと昨シーズンまでの3シーズンで575本の3を放ち、181本決めていて成功率は31%です
時代が時代ですのでオラジュワンが現代にやって来た時に3ポイントを打てない選手だとは絶対に思わないですが、単純な比較をした場合はオフェンスの幅という意味ではエンビードの方が広がりがあるととらえられます!
また両者とも最高のシーズンではチームNo.1のスコアラーなのでエースになれるという意味でも非常に共通点が多いです
ディフェンスのアンカー
歴代で最もトータルブロック数が多い選手を知っていますか?
そう、それはアキーム・オラジュワンです。オラジュワンはキャリアで3800本以上のブロックをトータルで達成していて2位以下に600本以上の差をつけて圧倒的な歴代1位として君臨しています(ソース)
ドリームシェイクのイメージが先行していて全然タフなイメージが無いですが、ゴール下でしっかり体を張ってガードのドライブやセンターのパワーアタックを食い止めるという役割をきちんと果たしていました!
ブロックは最高のシーズンに平均で4.6ブロックを達成しています(昨シーズンのブロック王マイルズ・ターナーが2.7)
*神様を4回もブロックするオラジュワン(笑)
さて一方のエンビードはというと確実にディフェンスで存在感を出せるタイプの選手です!
ベストシーズンでは35試合出場ながら3.5ブロックという堂々の成績を残しています!
*王様を後ろからぶっ叩くツイッタラー
お互いリム周りをしっかり守れるディフェンダーであることも分かりますが、それに加えてオラジュワンにはスティールを全盛期に2以上繰り出すというC離れした技がありました
一方のエンビードはというと現代バスケのように頻繁にGとスイッチしてディフェンスしなければいけない場面でも、しっかりアジャストしてブロック力を活かしたり、ディフレクションすることでしっかりと対応しています
よって2人のディフェンスは若干オラジュワンの方が上ですが、インパクトは同程度と言えるでしょう
健康面
さて最後にその他の項目です
エンビードというとやはり「才能はあるが怪我に邪魔される男」であることは否定できません
彼のルーキーシーズンは本来2014年に始まるはずでした。しかし怪我のためそのシーズンは全休、さらに翌年も全休
結局昨シーズンまでに410試合あったのですが、今とのところ158試合しか出ていないので出場率は恐怖の4割切りです、、、、、、野戦場か(ソース)
自分のチームのエースだと考えたら正直な話、恐ろしいです
一方のオラジュワンというとデビューから10シーズンの平均出場率は9割越えです(ソース)
ここがネックとなり何の疑問もなくオラジュワン=エンビードとは言えない結果となりました・・・・・
やっぱり試合出てこそのエースですからね!今後のエンビードに期待です
- 似ている度:85点
<No.2>カール・アンソニー・タウンズ
ミネソタのエースタウンズ。彼もリーグを代表するオフェンシブスターCです
高いシュート能力を活かしたオフェンス
タウンズのオフェンスで特筆すべき点と言えば「シュート力」です
現在リーグで最高のシュート能力を持つCと言っても問題ないレベルでミドル~3ポイントシュートを沈めるタウンズ
彼の場合華麗なポストムーブで相手を欺くというよりは「高身長×シュート能力」の掛け合わせで高いオフェンス能力を展開しています
コーナーに待機してのエクストラパスの出し先になってシュートを放ったり、ピック&ポップで頻繁に外角のシュートを放ちなおかつそれを高い確率で決めることが出来るプレイヤーです
直近の4シーズンで1000本のシュートを放ち、約400本それを沈めています。つまり年間100本決めて、それでいて40%前後の3FG%を残している優秀なシューターというラベルを貼ること出来ます
この点オラジュワンとはオフェンスの主戦場が異なるためあまりタイプが似ているとは言いずらいですが、「オフェンスの中心」、「相手が警戒するエース」という点は類似していると言えるでしょう
穴になるディフェンス
強力なブロック能力とディフェンス能力を発揮したオラジュワンですが、タウンズの場合は明らかにディフェンスの穴になってしまうという弱点があります
キャリア平均で1.5ブロックを記録しているのでブロックが下手な選手でありません。例えばあの高いジャンプ力を持つブレイク・グリフィンはキャリアで1ブロックを平均したことが無いです
しかし現在のNBAでは何よりも「ピック&ロール」に対するディフェンスが重要視されます
2006年から2016年までの10年間でオフェンス全体に占めるピック&ロールの割合は15%→25%と166%も激増していることがデータとして出ています(ソース)
更に昨シーズンのシンデレラストーリーとなったLACの裏エース「ルーウィリアムズ」は攻撃の半分をピック&ロールから始めています(ソース)
ということはどう考えてもビッグマンがスイッチしてGを守ることがどのチームでも最重要課題となるわけです
この動画は2017年に作られたものですがタウンズがフロアに立っているとリーグ平均より5~6得点悪い数値が出てしまうということを分析しています
タウンズが弱点となってしまう理由が3つあって
- ソフト(フィジカルじゃない)
- ポジショニングが悪い
- 時々集中力に欠ける
というけっこう致命的な弱点になっています
ウルブズとしてはオフェンスの恩恵がデカいので出し続けたいところですが、勝負どころの4Qでは遠慮したいプレイヤーですね
*ソフトすぎるタウンズ・・・・・
*最近は強さを見せ始めているのか・・・・?
健康面
タウンズはすこぶる健康体でデビューから3シーズンで欠場ゼロ。昨シーズンも5試合アウトしたのみという素晴らしい能力を誇っています
これはリーグ全体で考えてもタウンズが最高に優れたプレイヤーであるという証明になるでしょう!
この点でいえばオラジュワンも同様なのでエンビードよりはるかにオラジュワンに似ているプレイヤーと考えることが出来ます
- 似ている度:65点
<No.3>デマーカス・カズンズ
2010年代を代表するCといわれたら管理人が真っ先に考えるのがこのカズンズです
現代型の何でも器用にこなすCの走りみたいな選手だと思っています!
全エリアで勝負でき高いアシスト能力も備えるオフェンス
文字通り全エリアで勝負できます
取りあえず3つの動画彼の凄さを伝えようと思います!
パワフルすぎるゴール下
ポストからの華麗なスピン、2人いてもものともしないパワー、点数をつけるなら100点満点です
ガード顔負けのドリブル&ステップバックシュート
バックコートバイオレーションにならないようにしたビハインドバックドリブルも見事ですが、バランチュナスを手玉に取ったステップバック3は観客からもため息が漏れます
驚異のパスセンス
180度回転してのデイビスのダンクも見事ですが、そこに完璧なアシストをするカズンズが流石ですよね?
総じてまとめると以下のような話になります
- 3ポイント、ミドル、ドリブル、ゴール下何でもできる
- 何でもできるから複数のディフェンスがカズンズに集中する
- しかし有能なカズンズは自分に集中したディフェンスの裏をかくパスが上手くアシスト数も高まる
カズンズの9年間のキャリア平均得点は20得点オーバーです。更に衝撃の話としてキャリアベストのアシストが5を超えます
これはシャックもオラジュワンも、ダンカンも成し遂げられなかった偉業です!!
9年のキャリアで350ほど3ポイントシュートを成功させているのも見事ですよね!?
ディフェンスはまぁ・・・
カズンズはすごく面白いディフェンスの数値を持っています
彼のキャリアでのスティールとブロックの平均がともに1を超えていて、意外にもこれを達成している選手は数少ないのです
あのレブロン・ジェームズもそれを実現できずにいます(キャリア1.6stl&0.8blk)
この2つのスタッツだけを見るならSTLの良さを考えてオラジュワンに近い存在と言えるかもしれません
ところで両者のオフェンス&ディフェンスレーティング、そしてその引き算(ネットレーティング)を見てみましょう
OR | DR | Net | |
アキーム | 108 | 98 | 10 |
カズンズ | 103 | 103 | 0 |
こうやってみるとカズンズのディフェンスはレーティング的には特別なものではないです
もちろんこれは同時に出場している他のメンバーの働きによって変わる要素がけっこうあるので強いチームメイトがいることで有利になります
カズンズのように弱小チーム(数年前のキングズ)のエースにとっては厳しい数値が出ることは仕方がありません
ただ今シーズンのPOでもカズンズのピック&ロールのGへのディフェンスが弱点だと踏んだ相手チームが盛んにそこを突こうというプレイを繰り返していたので大変な目にあったのは記憶に新しいです
ブロック数的にもオラジュワンのように明確なディフェンスのアンカーとは当然呼べません
さらにオラジュワンとは違い怪我が非常に多く9年間のキャリアでフル出場のシーズンは0ですし、平均出場率75%です
今シーズンも怪我による全休がほぼ確定的(一応望みあり)
ブギーVSドリームシェイク
オラジュワンと言えば「ドリームシェイク」というあだ名が定着していますが、カズンズも「ブギー」という名前で呼ばれることが度々あります
ブギーと呼ばれる理由は上の記事を見てもらえば分かりますが、彼の多彩さを言い表した面白いあだ名だと思えます
エンビードは「プロセス」、タウンズは「KAT」と呼ばれることがありますがそもそもエンビードのプロセスはシクサーズ全体の愛称に近いですし、タウンズのKATはただの名前のイニシャルです
そういう意味ではプレイスタイルに注目したあだ名を持っているオラジュワンとカズンズの類似性が強いと思われます!!
- 似ている度:75
まとめ
いかがだったでしょうか??
結論から言うとオラジュワンに一番似ているのはエンビードということになりますが、そっくりというほどではありません
3人とも総じて微妙な違いがありますが、一番オラジュワンとの違いは「3人とも3ポイントシュートを武器に出来る」点だと思います
これは時代の流れをかんじますよね~
エンビードはディフェンスが強烈なため他の2人よりは一歩抜きんでていますがカズンズはブギーという名前を持っているし、タウンズは全く欠場しない鉄人という意味でオラジュワンと似ています
ということで結論は一応エンビードですが、他の選択肢も十分あり得るということになりました!!
他にはどのような選手を思いつきますか?みなさんぜひ教えてください!
それではみなさん、また~
*NBAの用語解説はこちら!